米国株式、大幅反発~マーケット考察2020.4.30

米国株式市場は大幅反発。

ダウの4月の上昇率は12.4%となり1987年以来の上昇幅となりました。確か、1ヶ月前には真逆の動きがあった記憶がありますが。。

反発要因は、
(1) ギリアドの抗ウイルス薬「レムデジビル」に関し、米アレルギー感染症研究所で主要評価項目を満たしたと発表されたのと

(2) FRBはFOMCで景気下支えの為にはあらゆる措置を講じると発表した

ことでこれらが年後半の景気回復を促すと期待されたことです。

また、2020年第1四半期GDPは年率換算でマイナス4.8%と11年振りの大幅マイナスにも拘らず、相場への影響は限定的なのが印象的でした。

現在、米国株式市場は完全に楽観論が相場を引っ張る現象になってます。新型コロナウイルスショックがリーマンショック以上だと言われながら、もしこの程度で終息し経済活動が再開出来れば安心ですが、本当にそうなのか?とても懐疑的になってしまいます。

間違いないのは、今、相場は上がりたくて仕方ないという事です。あばたもえくぼのように少しでも相場に好材料な情報にポジティブに反応しようとしてます。冷静に考えれば、「レムデジビル」は治療薬であって、ワクチンではないです。究極的にはワクチンの開発が出来なければ、感染者拡大の可能性は否定出来ませんから。

今は意識されてませんが、米国株式市場の最大のリスクはこの楽観論が万が一打ち砕かれた際の失望売りではないかと思います。

立沢賢一

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