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立沢賢一のマーケット考察 2020/02/19

おはようございます。

1. アップルのコロナウイルスによるネガティブなグローバルサプライチェーンへの影響により、アジア・欧州株はしっかり下げたが、米株の下落幅は相変わらず大したことがなかった。ダウ平均は165ポイント程下げたものの、ナスダックはフラットレベルまで戻して引けている。

2. アジア・欧州株下げを受けて、連れ安するかと思いきや、ネットフリックスは1.9%上昇し、2018/7以来の最高値を更新しており、アルファベットも0.1%上昇した。テスラも相変わらず7%も上昇している。

3. 市中のコメントは前向きな表現のものが多い。つまり、コロナウイルスによる経済停滞を彷彿させる状況はあくまで過渡期である。そして、アップルのようなグローバル企業の生産ラインが元に戻り、中国の消費が正常化すれば問題ないというものだ。

4. これからが、本当に中国政府がコロナウイルス鎮静化出来るか否かの真価が問われるタイミングとなろう。日本株はコロナウイルスの前に昨年第4四半期の大きなマイナス成長や消費税増税による消費減退により、インパクトに欠ける相場模様だが、米株は別次元で進んでいるかように見受けられる。3月末くらいまでには、ある程度勝負の帰趨が明らかになるのが必要に思える。

本日のチャート:米国主要株価指数(Daytime price action)
- 米株はまちまちの展開。

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