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4-16 英文の構成を意識して書こう(Writing ②)
前回、ハイ(ロー)コンテクスト文化について書きました。アメリカはローコンテクスト文化。だから英語を書く時は誤解を生まないよう、主語や時制をしっかり表現しなければならない、ということになる。主語を省略しがちな日本語とは大きな違いです。
先ず結論から書く
そして、英語を書く時は一番伝えたいことから書くのが原則。一つの文章の中でも主語から書いて次に動詞。つまり「誰が何をする」ということが最初に来る。文章全体で言えば、結論から始まる。
特にニュースや論文ではその傾向が強い。
結論 → その背景・理由 → 具体的な内容 → 結論
という順番になる。日本語だったら
背景 → 具体的な内容 → 結論
となりがちだと思う。
どっちが優れているって話ではない
大事なことなので言っておくと
この違いに優劣はない
「それぞれの文化圏にあった論理展開である」ということに過ぎない。日本語で書く時に、いきなり結論から書くと唐突感があったり「味気ない」と感じてしまうこともある。
逆に英語を書く時に背景から書き始まると、「まどろっこしい」と感じたり「で、結論は何?」とイラつかれる可能性がある。論文ならそもそも読んでもらえない。
勉強じゃなくて練習
僕も米国留学前に論文の書き方をずいぶん練習した。「結論→理由→具体例→結論」って何度も叩き込まれたし、意識して書いてたつもりだったけど、それでもネイティブの先生からは「結論から書いてください」って言われてしまって、何度も何度も書き直しになった。
そこで得た教訓は
知識を得たからってすぐに身に付くものではない。
ということ。
僕は、これまでの記事で何度か「英会話は知識を勉強するものではなく、練習して身につけるもの」って言っているのも同じ理由です。
さて、次回は文法の観点(特に時制、助動詞、冠詞)から「書く」コツについて書いていきます。
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