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4-11 英語の発音をよくする4ステップ (Speaking②)
伝わる英語を話せるようになるために
前回↓↓↓では、スピーキング学習の難しさ、そしてカタカナが英語の邪魔になることもあるって話をしました。
話す英語が伝わるようになるために、発音をある程度身につける必要がある。
発音記号は重要
そのためには、面倒でも発音記号を覚えることが近道。発音記号を知っているか知らないかで、後になって大きな差が出てくる。
知らない単語を辞書で引くたびに、意味を調べるだけでは効率的じゃない。せっかくだから発音記号やアクセントも一緒に覚えた方がいい。
発音記号と発声の仕方(息の有無、口の形、舌の位置等)、そして実際の発音を収録した音声とかがセットになった教材は本屋に行けば手に入る。もちろんオンライン教材でもOK。
何かを習得することは、脳に負荷をかけること。基本面倒なことです。面倒だけど最速。これが王道というやつです。
発音記号を知らないと
発音記号を知らないと、耳で聴いた音を自己流で再現することになる。でも、多くの日本人は聴いた音を正確に再現できない。
知っている音(つまり母音つきの音)でしか発声する術を知らないことが主な原因。
小さい頃からネイティブ音声のABCの歌を聴かせても、ほとんどの子供はアルファベットの”C"を「シー」と発音している。これが現実。
子供じゃなくても同じこと。英語で会議している時に、"Team"を「チーム」と発音する人は多い。これは通じるレベルの違いだからいいんだけどさ。
単なる真似では限界がある
つまり、ネイティブ音声を独学で真似するってのには限界があるということ。
特に大人なら、ちゃんと発声の仕方から学ばないと、本来の音を発することはできない。独学でできる人もいるけど、それはセンスのある人であって、多くの人はそうではない。
そういうセンスのある人が、自分ができたからと言って、自分の綺麗な発音を誇示して「○○するだけで簡単に英語の発音がネイティブ並になれる!」
的なことを宣伝するのは、多くの学習者に対して淡い希望をいだかせ、そして挫折させてしまうのでタチが悪い。
そんなに楽に発音が綺麗になれるなら、どうして英語の発音が綺麗な日本人がほとんどいないのか?
答えは簡単。簡単に達成できることではないから。
発音をよくするために
大変だけど、以下の4ステップを踏む必要がある。
1. 発音記号を調べて確認。
2. 発声の方法を学んで練習(録音した方がいい)
3. ネイティブの音(CD、オンライン等)を聴き、真似する(録音した方がいい)
4. 他の人(できればネイティブに)に聴いてもらってフィードバックを受ける
この繰り返しってことになる。そう、面倒なことなんです。だからできる人は貴重・稀少なわけだ。
さて、次回は中国語を勉強した経験から、綺麗な発音の利点について書くつもりです。
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