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【2023.11】東京都高校ラグビー参加チーム数推移調べ

東京都の花園予選は来週決勝戦を迎えますが、そこから1ヶ月後には新人戦も始まります。

今回からグループリーグ方式になりました。花園予選ベスト4チームがシード、その他の学校がグループリーグを戦い1位が勝ち上がりとなります。

新人戦に限らず、データが確認できている平成21年度からの推移に、今回の新人戦編成を加えた最新版です。

合同チーム数、合同参加校数


高校ラグビー人口は残念ながら減少をたどっており、合同チームとしての酸かも増加しています。
合同チーム数と合同チームに参加している学校数の推移です。

単独参加チーム

単独で参加しているチーム数と参加校数に対しての割合です。
*単独チーム数÷参加チーム数ではなく、単独参加チーム数÷参加校総数

新人戦は3年生も抜けてすぐということもあり、とても厳しい状況です。

参加チーム数・合同参加チーム数


全国大会でも合同チームの出場が認められ、さらに今年度福井県予選では特例としての対応でありながら合同チームとして花園に出場する学校も出ました。大会の性質上、様々な制約もあるかもしれない。しかしながら、ラグビーをやれる環境を確保する取り組みもさらに進めていかなくてはいけません。

多くの課題も指摘されている部活動ですが、部活動であるならばなおさら。

多い状態を知っているとつい、「少なくなった」「寂しい」という感情も出てきてしまうし、「合同」というものに対する抵抗感もあるかもしれない。
でも、何よりラグビーを選んでくれている生徒たちが競技を楽しめることは大事にしたいし、してもらいたいなぁ。

そして、合同チーム数が多いというのはそれが実現可能であるという側面もあります。
合同編成をしたくても難しいという状況だって忘れてはいけない。



読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。