東京都【花園予選】出場校数推移2021.9
全国高等学校ラグビーフットボール大会(通称、花園)の東京都予選組み合わせが発表になりました。
今年度は第一地区、第二地区共に26校ずつの櫓になりました(昨年度:24校ずつ)。8/29(日)早朝時点で試合日はHPには公表されていません。
高体連のwebsiteには平成21年度からの記録が残っています。そこから校数などの推移を見ていますが、今回の組み合わせを含めたものをご紹介します。
東京都高校ラグビー大会参加チーム数推移
今年は昨年よりも少なくなってしまうのではないか、という懸念を個人的にしていました。全体傾向としては盛り返している、とはまだ言えませんがちょっと安心したところもあります。合同編成は6チーム。
合同チーム編成
合同チームでの参加数の推移です。1年生も入部する花園予選は例年通り合同チームが減ります。逆に3年生が春で区切りをつけて、、というケースもありますね。
合同チームに参加している学校数の推移が右表です。
大会参加校数と単独チーム数
合同編成ではない、「単独」での参加校数。
合同編成参加校-単独参加校
合同参加校、単独参加校の推移を並べてみました。どちらも緩やかに減っている、という状況ですね。合同チームが減る、というのは総数が変わっていないなら部員数が増えたと言えるかもしれない。でも、そういうわけではないので休部や廃部になってしまったところもあります。先生の異動などによって新設された学校もあるので、この辺りは実際の学校名追いかけていないとわかりません。
東京都登録校数、登録人数(令和2年度まで)
高体連に登録している学校数が以下になります。
今年度データはまだ公表されていませんので、昨年度までのデータです。
母数としてとても大きいわけではないので、僅かな増減が櫓にも影響してきます。こちらは平成15年度からデータがあります。
平均部員数
あくまで平均。分布はかなり差があります。中間値をみていかないとなかなか実態はみえてこないですね。なお、リンク先の人数はプロフィールから抽出したものなので、高体連の数値とはズレています。あくまで傾向ということで。
W杯効果、、指導者の確保
これに類する言葉はどの競技でもあると思います。ラグビーだとここ大会の成果から期待していた部分も実際にあります。今のコロナの状況なども影響しているけれど、それでもW杯をみて、、ということが動機である生徒もいます。見るスポーツとして認知は高まってきましたがするスポーツとして中学生や高校生にどう伝えていくか。
東京都の高校は430校数弱(女子校など含)。もちろん生徒の動機付けも大事ですが、同様にいやそれ以上に先生も必要です。指導者なしで存在は難しい競技。
生徒の勧誘ということに頭がいきますが、指導者を増やすということも急務ですね。
合同チーム、どうしてもネガティブな印象を持たれがちですがいい面も沢山ありますし、今後試合自体は別で出るとしても一緒に練習するといったことは指導者や練習環境を改善していく上では必要なことです。「拠点部活動」的に【この競技は○○高校で集まって練習】といったこともあっていいですね。
高校ラグビーに関する記事はこちらに
重複していますが、ラグビー全般はこちら
体格等のデータはここにもあります
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。