久々にライブで熱気を浴びる

45歳の地図

もう3週間くらい前ですが、45歳になりました。
こういう形態で活動して20年過ぎました。

今の仕事がつまらないとか、そういうことは一切ない。
好きな道を進んだと言えば聞こえはいいが、やりたくないなと思った選択肢を消した結果でもある。そうやって過ごすことに賛成ではなかったと思うけれど応援はしてくれた家族

自分のことなんてよくわからないけれど、端から見ていいんじゃないか、と思うことをプッシュしてくれた友人や同業の仲間、恩師。

そういう人たちの好意に甘えながら、

なんとなくこれは得意なんだろうな、

ということに気付いてきた人生。

フリーは安定しない、保障がないと言われるが、仕事じゃない時間を好きに使える、何かを待ち構えているわけではない時間は、悪くない。

「そうか、45歳か」と思ったらふと「45歳の地図」って歌を思い出しました。初めて買ったのは爆風スランプのCDに収録されていた曲。

時代の違いはあるけれど、ずいぶんと違う地図の上にいるなぁ、なんてこともふと感じたのでした。

オンライン配信に馴染んだ先に

そんな状態であっても、時々離れたくなることはある。
普段人とよく話しているから、
誰とも喋りたくないというか、話さない時間を求める。

ちょっと遠出したくなることはしばしば。
行って何をするかというよりも、そこに向かっているまでの過程が楽しい。

電車移動が苦手じゃなくてよかった、
でも、満員電車は苦手。

以前はこう言った時間が自転車での旅だったのけれど、最近それをしなくなったのは衰えなのか、はたまた。

そんな気分転換の中に最近加わったもの、それはライブの鑑賞。

皮肉にもコロナ禍で、観客を入れられないことによって取られた策が、家にいながらにして鑑賞できるようになった。

演者の皆さん、そして熱狂的な皆さんにとっては物足りないであろうこの対応、自分にとっては色々なものに触れる機会になった。

今までなら、ジャンルとして触れなかったものもそうだし、色々な裏側の話を聞くことでより関心が向くようになった。

収益にはグッズの売り上げが大きく関わる
という、ラジオでもガハハと笑うテレビプロデューサーの方の言葉もそれを後押しして、続いて欲しいからグッズを買うなんて行動まで生まれた。
そういえば、この方のオンライン配信もハマったきっかけかもしれない。

身近な方でも、有料で販売しているものに対して、対価が合わないとなったら、気持ちばかりの支援などはさせていただくようになった。

好きだから、だけでなく

無くなって欲しくないから

という感情が、少し遠くまで広がるようになった、気がする。

実際にLIVEを観たい


そんな時間を経た先で、
画面越しにみていたものを肌で感じたい、
と思うようになるのは、自然なことかもしれない。

正直いうとすごい詳しいわけではない。
それでもプレイリストには何曲か入っていたり、改めて聞くと知ってる曲もいくつか。

そんなアーティストのライブ抽選に応募。

なんと、当選してしまった。

これは巡り合わせなのかもしれない、
誕生日前日。

席はやや遠目。
でも会場がよく見える。
席番は通路の隣。
これはいい、動きやすいぞ。

でも、自分が先に座ったら普通の人以上に邪魔になる。それはよくわかっている。

必要なのかどうなのかわからない気遣い、
こんな時にもしてしまうのがなんか引っかかる。

まあ、いいか。そうやって生きてきたから。

通路でビールを1杯。

通路をウロウロ。減らない電子マネー、増える一方の歩数。
売店で販売されているオペラグラス。
そうか、2階席だもんな、あればよく見えそう。
久しぶりの鑑賞?観戦ですっかり忘れてた。

購入しようか?
いや、本人を近くで見たいよりも、その場にいたいから来たんだ。
オペラグラス代はちょっとお高めのステーキサンドに姿を変えた。

ライブは楽しかった。
熱量、ってこういうことなんだなと改めて感じた。仕事の場面でも熱量を感じる場面はある。
ただ、立ち位置としては支える側であって見る側ではない。
その違いをなんというか、すごく感じた時間だった。

アーティストのパフォーマンスもだけど、待ってました!とばかりに立ち上がる観客。
思い思いに体を動かす人たち。

そんな雰囲気も一緒に心に残った時間だった。

そういえばスポーツもちゃんと観客として見た機会少ないなぁとふと思ったね。

そんな高揚感と、とてもじゃないけれど突入する気にならない駅の混雑に3駅ばかり徒歩。

懐かしい茗荷谷も通り、自分の転換点やスタート地点を色々と思い出せた時間もついてきた1日だった。

読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。