高校ラグビー人口の推移(H15-R3)
高体連の統計資料によるラグビー人口の検証です。
「高校ラグビー人口」はここでは「高体連に登録されている人数」としています。部活動に所属していない生徒は含まれていません。
①全国データ
合計データから見ていきます。18年間で登録校数は73%、登録人数は62%になりました。
②ブロック別の推移
ブロック別では各地域とも登録校数が経時的に減少していることが確認できますが、その中でも近畿地方の登録校数が令和2年度に大きく減っています。この要因としては大阪府の登録校数による影響が大きくなっていることが元の数値を見ると確認できます。
登録人数も同様の傾向かというと必ずしもそうではなく、年度によって増加している地域もあります。学校自体は減っているので継続している学校に集中している傾向もありそうです。単純に登録人数÷登録校数でそれぞれの地域、あるいは都道府県での各クラブの平均人数を算出できますが、平均が高いところは校数が多いとは限らない、ということですね。
H15年度比:ブロック別
H15年度のデータとR3年度を比較しました。H15年度を100とした場合の割合になります。全体では
登録校数:73%、登録人数:62%
ブロック別でみると地域ごとの差も出てきます。
H15年度比:北海道・東北
H15年度比:関東
H15年度比:北信越・東海
H15年度比:近畿
H15年度比:中国・四国
H15年度比:九州
③都道府県別推移
都道府県単位でのデータです。
北海道・東北
関東
北信越
東海
近畿
中国
四国
九州
④平成15年度よりもっと前、、
高体連でのデータが確認できるのでH15からの推移になっていますが、この時点でラグビー人口はピークから減少している段階です。たまたまSNSで見かけた40年近く前の東京都の花園予選、ビックリするくらいの校数でした。今の倍以上かな。
高校生人口諸々違いはありますが、ラグビーが安全にできる場所、これをどう増やしていくかよりもどう守っていくか、になっていくかもしれません
花園予選への出場校は現在調査中です。始まる時期も公表されている時期にも違いがありますので一斉には出てきません。
今のところ関東は出揃いましたかね。こちらも揃ったら改めて記事にします。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。