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運動部活動制度への関心2:先生の負担

顧問の先生の労働環境に気が付いたのは、外部指導者として部活に関わってから10年近く経ってからだった。

教員の時間的負担

そこから色々と調べていくと平日の部活動指導は業務時間外であり、残業代は調整費として既に盛り込まれていることや、日曜は手当は出るけど、、、といったことがわかってきた。現在ではこんな感じ↓

教員の指導力負担

ラグビーという競技では専門外の先生が指導にあたることは基本的にない。そういった配慮もされている、と思う。(そういえば高校のラグビー部の先生はラグビー経験者ではなかった。先輩方に『あの人は元日本代表だ!』などと騙され、しばらく信じていたけど)

他競技では、若い先生などを中心に専門外の競技を担当している先生が多いということも結構な割合であるようだ、ということもこの頃知った。

学校運動部活動指導者の実態に関する調査報告書(2014.6)
http://www.japan-sports.or.jp/portals/0/data/katsudousuishin/doc/houkokusho.pdf

この中で指導力の不安や、時間的な問題を不安要因に挙げている先生が多いことが報告されている。

先生の経済的な負担

最近、報告されたこちらの論文では先生の経済的な負担についても報告されている。個人差は大きいけど、年間で¥130,000以上。

確かに食事の機会とか、そういうのは何度かあった。自分なんかよりも来てくれた卒業生へはもっと多かったと思う。

そもそも、自分のような立場で活動する上でも学校を通して承認ということは少なく、顧問の先生やコーチとのやり取りの中で決まるということが多かった。これ自体も先生の助けにもなっているけど、やはり負担でもある。

長く、当たり前のように関わってきた部活に対して色々と感じるようになっていった。自分が活動する中でも疑問に思うことは色々あった

#運動部活動 #部活 #外部指導者 #部活動顧問



読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。