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短歌を「読む」 -音楽から考えよう 1-

 第一回は音楽を手掛かりにして、この歌を鑑賞したいと思う。  「色のないゆめ」というワードが印象的な歌だ。それを「素敵」と評して、作中の登場人物(以下「人物A」)が靴紐を解く。このパワーワードを読み解くために、下の句の描写について考えていきたい。  ここで、三つの楽曲の歌詞を引用したい。まずは一曲目。KOTOKOの「サクラノアメモエギノヨ」から。  この歌は、誰かとの離別を主題にしている。そういった歌の一節だ。  歌の中の主人公が、この後自分の前から去ってしまう「君」

    • 短歌

      思想は、分類であり必ずある。へたれたマリオネットにはならない。

      • 短歌

        無知に形成した過去の自分が分からねえよと後ろから席を蹴る

        • 短歌(2021.投稿系)

          紛れもなくひとからうまれたぼくなのだ浴槽でるとひどくさむくて (毎日新聞2021.1.11朝刊 毎日歌壇加藤治郎欄入選) 「寒すぎて鼓膜がこおりついたかもしれん」「氷の声が聴けますね」 (毎日新聞2021.1.23朝刊 毎日歌壇伊藤一彦欄入選) あわくうちよせる頸のない潮騒にビニールのかべ光あそばせ (毎日新聞2021.3.1朝刊 毎日歌壇加藤治郎欄入選) ひかりまで三歩くらいの位置に立つ 洗濯機のふちにせんざいをおき (東京新聞2021.4.25朝刊 東京歌壇

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