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イギリス英語でシャドーイングや音読練習するためのおすすめ教材

こんにちは、Kenta (@ken_eigo) です。

イギリスに留学をしたことをきっかけにイギリス英語の音や言い回しに魅了され、そこからイギリス英語にどっぷりハマるようになりました。

それからは今まで色々なギリス英語音声の素材を使ってシャドーイングやオーバーラッピングといった音声トレーニングをたくさん行ってきました。

そこで、せっかくなので自分が今まで使ってきたイギリス英語の音声トレーニング用の教材の中からおすすめの本を何冊か紹介します。

イギリス英語が好きな人や興味がありこれから取り組みたい人には役立つ内容になっていると思います。

掲載順番は、おすすめ順ではなく自分が過去に取り組んだ順番になっています。

また、今回は対話文や説明文のようにまとまった量の英文を扱う素材のみに限定しており、例文集や表現集は含んでいません。

1.イギリス英語のリスニング ゆっくりだから聞き取れる!

自分がイギリス英語のシャドーイングを始めた一番最初の教材ということもあり、思い入れがかなり強い1冊です。

良い点は、音声がかなりゆっくりなため、イギリス英語のリズムや抑揚をしっかり真似しながら音読やシャドーイングができること。

音声トレーニングではゆっくり音声で練習することが本当に一番大事で、そのことを自分は強調したい!

そして分量もたっぷり。薄い冊子にぎっしりと英文と対訳が詰まっていて、無駄なデザインはいっさいなし。ここに素材は用意したから後は練習にだけ使ってくださいという感じが好きです。

ちなみにナレーターはイギリス人の男女2人です。

イギリス英語で話すのであれば最低限のイギリスの文化についての知識があるほうが望ましいのですが、音声トレーニングをしながらそういったことも楽しく学べる内容です。

自分はこの教材をとにかく毎日何度も繰り返してシャドーイングをするようになってから、英語を話すときに初めてイギリス英語のアクセントに周りの人から言及されるようになりました。

2. BBC シャドーイング

BBC World News からニュースがいくつか厳選されています。

シャドーイングやオーバーラッピング用に使いやすいゆっくりの音声と実際のニュースと同じ通常速度の2つがあるのが特徴。

見開き左にニュースのスクリプト(英文)と右に日本語訳の構成です。

News reader の綺麗なBBC英語で練習できる生素材であること、ゆっくり音声があることが強みです。ただし、本自体かなり古いため新品を入手することは困難のようです。

ニュースでイギリス英語を身につけたい場合は、BBC Learning English のLingohack という、BBC world news の映像に字幕や単語の解説がついている英語学習者向けの無料コンテンツがあるので、そちらもおすすめします。

3. 究極のイギリス英語リスニング

1つが1〜2分程度の長さで、シャドーイングや音読用の素材にぴったり。会話文や一人の話者による説明文などの形式の文章が45個もあって、質と量ともに申し分なし。

特にStandard 編では、簡単な単語で色んなことが表現できることがよくわかると思います。そういう実用的な英文をたくさん音声を聞き声に出してトレーニングすることで自分の物にしていきます。

そして嬉しいのは、アルクの語学アプリに対応しており、アプリで再生するとスピードも変更できるところゆっくり音声でじっくりとシャドーイングもできるというわけです。一度練習した素材は1.2倍速にしてリスニングにも使えます。

上級者でも初学者でもまずは必ずStandard から!このStandard レベルの英語を使いこなせるようになるとかなりすごいことだと思います。そしてこのStandard にイギリス英語の魅力がたっぷり詰まっています。

まさに王道のイギリス英語のシャドーイングのための教材といえます。

これが気に入ったらDeluxe に進むと面白いと思います。Deluxe ではスコットランドやアイルランドのアクセントも登場します。

4. [ドラマ仕立て] イギリス英語のリスニング

こんなにも楽しくイギリス英語を練習できる本はなかなかないと言える良本。今回紹介している中だと個人的にはこれが一番好きだったりします。

タイトルの通りドラマ仕立てになっていて、1月から始まり12月で終わります。それぞれの月に3つの場面での構成になっているので、12×3=36個の会話文があります。

英文も登場人物もいきいきしていて、まるでBridget Jones's を思わせるようなストーリー。最初から最後まで自分はかなり楽しめました。

1つのdialogue の長さがシャドーイングに絶妙で、どれも1分弱程度。1つを深くやり込むのにちょうどいい長さです。音声の速さは速すぎず遅すぎずという感じ。

登場人物も多く、様々な現代のイギリス英語が楽しめます。正統派RPから生粋のロンドンっ子という感じまで様々。

そして1つの教材に対してナレーターさんの数も多いのがすごいなーと思います。これは究極のイギリス英語リスニングにも同じことが言えます。

5. イギリス英語会話クイックレファレンス

この本はもともとフランスで書かれたらしく、それの翻訳本になります。けっこう古い本ですが、取り扱っている内容や英語自体に古さは感じないので、そこの心配はまったく必要ないです。

前半部分が会話表現集になっていて、後半は紹介された会話表現を使った会話文がたくさんあります。長さはそれぞれ約1〜2分程度。

音声は一般的によく聞かれるような標準的なイギリス英語で、教材の音声には少し珍しくけっこうナチュラルに近い感じかなと思います。スピードも少し速め。音声の感じは個人的にはかなり好みです。

ちなみに音声は表現集のところにはついておらず、会話文のみになっています。

究極のイギリス英語リスニングやドラマ仕立てが終わったような人が取り組むのをおすすめします。

6. おまけ:文脈で覚えるIELTS英単語

タイトルにイギリス英語とついていない物からも最後に1つ紹介します。こちらはもうとにかくたくさん音読したい人におすすめです。

音声のイギリス人ナレーターの男女2人は、一番最初に紹介した「ゆっくりだから聞き取れる」と全く同じ布陣となっています。音声の朗読スピードも体感としてはほぼ同じなので、かなりゆっくりめ。

音声の感じが懐かしくて、原点回帰したような気分に浸りながらこの本は何度も楽しく音読しました。

内容も多岐に渡り楽しめるようになっています。英作文やスピーキングで意見を述べる文章のパートもあります。例文も必ず元の文章に関連するようになっているので理解が深まるのもGood

ただ1つ気になるところは、発音記号がアメリカ英語のところです。音声がイギリス英語だけに、そこは残念ポイントですね。まあメインはあくまで文章になるので気にならない人は大丈夫だと思います。

この記事のまとめ

他にもいくつかある中から厳選して紹介しましたが、そこからさらに厳選するとしたら

ゆっくりだから聞き取れるイギリス英語 → 究極のイギリス英語リスニングStandard → ドラマ仕立て

の流れでこの3つをおすすめします。

ある程度の基礎ができている場合は、ゆっくりだから聞き取れるを飛ばして

究極のイギリス英語Standard
ドラマ仕立て

の2つがおすすめです。






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