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どうして海外が好きになったのか。

最近いろんな人から聞かれることがある。

それは自分が「海外」に行くことについて。
質問は様々でたくさん。

その中で回答するのにちょっと悩んだ問いが、

「どうして好きなのか」

好きになった理由をこれまでちゃんと考えてこなかった。

生まれて初めて日本から出たのが、中1の夏休み。
3週間のホームステイ。場所はアメリカ東海岸のロードアイランド州。ステイ先はシングルマザーの家庭で自分より1歳年下の息子との2人暮らし。
様々な場所に連れて行ってもらって、たくさんの経験をさせてもらった。もちろん楽しかったんだけどそれだけじゃなくて、辛いとか寂しいとか色んな気持ちにもなった。本当に刺激的で濃密な3週間だった。

次に海外に行ったのはそれから約6年後の大学1年の春休み。

高校生の頃、大学生になったら海外に留学しようと思ってた。理由は特になかった。敢えて作るとすれば、英語が話せるようになりたいから。

大学1年の春学期のゼミの担当の先生は海外から来た先生だった(日本人)。
何か"いい話"が聞けるんじゃないかと思って、留学について相談しに研究室を訪れた。たぶん大学1年の6月くらい。

先生からは

「留学は勉強しに行くところ」

だと教えられた。
加えて、英語は日本にいても努力すれば話せるようになることも。

何となく留学したいなと思っていた自分の無計画さを指摘された。志が無いのに何百万も費やして留学をする意味があるのかと。

先生と話している中で、
自分が抱く「何となく留学したい」の裏に隠されていた

「何となく海外に行ってみたい」

に気づいた。

ただ海外に行きたいだけなら、本当に行きたい場所に行ったらいいじゃん。
そう言われた。

本当に行きたい場所。
真っ先に出てきたのが

"Liverpool"

厳密に言うと”Anfeild”

先生には「じゃあそこ行ったらいいじゃん」とあっさり言われた。

そんなの無理だ。在学中に行けるわけない。そう思ったけど、何百万円とお金をかけて大嫌いな"勉強"をしに留学するのは違うかなって気がしてきた。

その当時まで、Liverpoolに行くまでの費用、サッカーの試合のチケットの取り方など、全く調べたことがなかった。
調べてみるもんだ。かかる費用は思った以上に安かった(ツアーや代理店を利用するのではなく、全て自分で手配する場合)。

アルバイトの給与の見込みを計算してみると、割と簡単に目処が立った。

そして実際にLiverpoolに行ったのが2018年の3月。大学1年次の春休み。友達と2人で行った。分からないことだらけでまあまあ大変だった。
旅の内容について、ここでは敢えて書かない。出し惜しみせずに全部書いちゃうと、折角始めたブログがたった一度の記事で終わっちゃう気がするから。

イギリス旅行をFacebookに投稿した。この投稿が次の旅のきっかけになった。アメリカのホストマザーがメッセージをくれた。「アメリカにもおいで」的なことを言ってるんだと思った。かなり飛躍した翻訳かもしれないけど。

誘ってくれてるうちがチャンス。そう思って、夏休みにアメリカに行きたい旨をホストマザーに伝えた。返事はすぐに返ってきて、快く承諾してくれた。

5月にバイトの給料が入ってすぐ、フロリダ州オーランド行きのチケットを買った。

大学2年の夏休み、9月。成田からサンフランシスコ。サンフランシスコからオーランド。
因みに帰りはボストンからオーランド。オーランドからサンフランシスコ。サンフランシスコから成田だった。
1人で外国に入国すること、1人で外国の国内線に乗ることは無論、1人で飛行機に乗ることすら初めてだった。かなりドキドキだったけどそれも含めて楽しかった。

アメリカに2週間滞在した。自分ひとりが経験するには勿体無いくらい規格外の2週間だった。前述したイギリス旅行と同じく、詳細はまた別の記事に書こうと思う。

ただ、ある1日だけはここで少し書かなきゃいけない。

そもそもロードアイランド州に住むホストファミリーとフロリダ州のオーランドで再会した理由は、ホストブラザーの都合によるものだった。

アメリカにいる2週間の間で最初の5日間はオーランドにいた。その後はロードアイランド州の家に帰った。

ホストマザーとホストブラザーの2人共が仕事で、自分一人だけが暇な日があった。その日は、ロードアイランド州のニューポートという観光地に一人で行った。

ニューポートはロードアイランド本州の隣の島の一角。午前中に船乗り場までホストマザーが車で送ってくれて、船に乗ってニューポートに行った。夕方、ニューポートから船に乗って帰ってきた。

このプチ一人日帰り旅行がとても楽しかった。観光地ということもあって、見える景色はとても綺麗だった。港湾都市だったため、海の無い埼玉県民には尚更綺麗に見えたのかもしれない。
忘れられないのが、一人でレストランに入ったこと。せっかく来たんだからと、グーグルマップで評価の高いレストランを選んだ。一人で海外のレストランに入るのは初めてだった。とても緊張した。英語が殆ど話せない東アジア人の自分に対して、店員さんはとても優しかった。それが本当に嬉しかった。

笑われるかもしれないけど、自分にとってこの1日は、

"冒険"

だった。

アメリカにいた2週間は非日常的な日々だった。なかでもこの1日は、知り合いの全くいない、言葉も殆ど通じない、"異空間"とでもいうべき場所にいた。

もっと"冒険"したい!と思って行こうと決めたのが、台湾。台湾なら一人でも大丈夫そうだと思ったし、何より渡航費が安かった。

10月にバイトの給料が入ってすぐ、航空券を買った。

台湾に行ったのは11月末の5日間。"冒険"がしたかったから、行きは成田から高雄。帰りは台北から成田にした。台湾にいる間に高雄から台北まで移動した。高雄、台南、台中、台北それぞれで一泊ずつした。


高雄、台南、台中はニューポートのときと同じで"冒険"の要素があった。台北は日本の一部なんじゃないかって思うくらい日本っぽさがあった。次に台湾に行くときは花蓮の方にも行ってみたい。

台湾から帰ってきてから、"冒険"したいって思いがもっと強くなった。

舞台はインドがいいなって思ってた。でも親にめっちゃ反対された。結局、大学2年の春に行くことに決まったのは、2度目の"Anfield"。

バイトの先輩と行った。基本的に一緒に行動した。でも"冒険"がしたかったから、一人で行動する時間も作った。静かな場所にあるお洒落なお店でご飯を食べた。

いくつかの選択肢があるとき、なるべく後悔のない方を、なるべくそれがチャレンジになる方を選ぶようにしてる。せっかく来たんだから。

そういうちょっとしたチャレンジができる環境が楽しいから海外に行くことが好きになったんだと思う。










最後まで読んで頂きありがとうございます🙌🏽 頂いたサポートは全て海外で冒険する資金に充てています。何卒宜しく宜しくお願い致します🙇🏾