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クリエイティブ視点から楽しむディズニー

先日、35周年を迎えてお祝いムードの東京ディズニーランドに行ってきた。すっごく暑くてバテたけど楽しく過ごせた。

様々な視点から見てみる

ここ数年、東京ディズニーリゾートに行くたびにやっていることがある。それはクリエイティブ視点からディズニーリゾートを楽しむということだ。
去年の10月にTDLに行った時は、パーク内のフォントに注目して歩いて回って、ディズニーのクリエイティブについてビックリするくらい学びがあった。

この専門的な目線からTDRのアトラクションやパレード以外のものを楽しむという行為は、様々な人に広がっている。

地学から楽しむディズニー

例えば、地学オタクの人が火山噴火とその地形について、地質学視点から楽しむ様子がツイッターで話題になっていた。


#ディズニー観察会

デザイナーやテック系のインフルエンサー女子が「#ディズニー観察会」というハッシュタグでディズニーシーを楽しみこちらも話題になって、#ディズニー観察会をやりたいという一般の方も多くいた。


テレビでも取り上げられる新たな視点

最近では、TBS「マツコの知らない世界」でジャニーズの風間俊介が建物やトラッシュカン(ゴミ箱)、紋章やバッググランドストーリーなど他のメディアでは取り上げることの少ない視点からの特集を放送して、ツイッターのトレンドにも入った。

完成度の高さとディズニーという共通言語

なぜ、今このように専門性の高い視点からディズニーリゾートのパークを楽しむ人が増えてきたのか。それは、やはりパーク自体の完成度の高さだと思う。
ディズニーランドとディズニーシー、この2つのテーマパークにあるアトラクション、建物、インテリア、装飾品、ファッション、音楽、植物、デザイン物などには、そこにある。そのデザインである。その音である。といった理由が必ず存在している。理由なく置かれている物はもしかしたらないくらいストーリーや計算に基づいている。
だからこそ、専門的な視点で見たときに驚きや楽しさ、多くの人に共有したいという気持ちが生まれ、SNSで発信されていくんじゃないかと思う。
また、ディズニーリゾートという年齢や性別など問わず多くの人が知っている共通言語的な場所でのワクワクする新たな発見ということも専門的な知識ながら多くの人に広まっていく理由の一つだと推測できる。

色んな視点からのディズニーを知りたい

建築やデザイン、ファッションのようなクリエイティブな業界だけではなく、食べ物や植物、マーケティング、サービス業など様々な人の専門分野からの視点でのTDRを知りたい!!
クリエイティブや専門的な視点で楽しむディズニーを推奨して、色んな発見を多くの人で共有したい。

ただアトラクションに乗って受け身になって楽しむだけじゃもったいないと思うし、ディズニーって楽しめないなって思う人にこそ自分なりの視点で楽しさや面白さを発見して欲しいなと思う。

コスチューム視点のディズニー


建築視点のディズニー


ナガサワ的デザイン視点でのディズニー

前回は、フォントでしたが、今回、ディズニーランドに行っていいなと思えたデザインは時計。
ディズニーパークには時計がないっていうのが俗説になっているけど、よくよく探してみるとパーク内には意外と時計がある。時計がないというより周りの景色に溶け込み時計の存在を意識しないようにしている。
目立つところだとシンデレ城にあったり、ファストパスがあるアトラクションには時計があったりする。

時計もアトラクションと馴染むようなデザインや文字盤のフォントを工夫していて本当によくできている。モンスターズインクなら、アトラクションと同じくフーツラが数字に使われているし、ホーンテッドマンションはコウモリがあしらわれている。

こうやって色んな視点から観察してみるとこだわり抜いていることがわかるし、こだわり抜いていることがわかるとたまに見える隙だったりもとても魅力的に感じる。
ディズニーのクリエイティビティは世界一なんだと思う。

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