人は環境に順応されやすい
前回からのつづきです
最初嫌煙していた宣伝講習販売の環境も
1週間が過ぎたあたりから、違和感が
なくなりました。
やはり、お客さんが楽しそうにしている
光景を見ると微笑ましくもあり、
自分たちがしている行為はお客さんの
ためにしていると思えるようになった
からです。
宣伝講習販売の会場は、お客さんにとって
一見すると楽しい環境に見えますが、
一度お店に足を踏み入れると中々抜け出す
ことができない中毒性のようなものが
あります。
自分の孫と同年代の若い男性が親身になって
話しを聴いてくれると、孤独で寂しい思いを
している高齢者は、この上ない喜びだと思う。
会場に行けばチヤホヤされるので、
ハマるのもよくわかります。
これは、中年のオジサンが家では奥さんに
邪険にされ相手にされないことから
キャバクラにハマるのと構図は同じです。
販売している側も、手を変え品を変え
不安を煽って似通った商品を売ることに
疑問を持つことがない。
彼らは毎月のノルマに追われているので、
売ることに必死で罪悪感はないです。
むしろ高齢者のために、憩いの場を提供して
健康食品を販売することで、社会貢献をして
いると思っている。
これはお客さん販売者ともに、会社によって
まるでカルト宗教の信者のように
洗脳された状態だといえます。
人は環境によって簡単に順応して
しまうということをまざまざと
思い知らされました。
毎日が驚きの連続であった研修も終わり
本社において仕事をすることになります。
(つづく)
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