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転職体験記② 準備編
こんにちは。
今回は転職を始める際に、準備したことを話したいと思います。
主に準備したものは以下になります
転職について学ぶ
書籍
Youtube
自己分析
企業選び
転職エージェント登録
1.転職について学ぶ
1.1 書籍
まずはインプットとして転職について勉強しました。
前回の転職時にも本を読んだりはしていたのですが、かなり忘れているだろうと思ったので読み直したり、新しく本を読んだりしました。
読んだ本は以下です。
転職の思考法
転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法
転職2.0
特におすすめかなと思うのは、前回の記事でも触れましたが、「転職の思考法」だと思います。
1.2 Youtube
本の他に、Youtubeで転職について幅広く学びました。
上記の本についても要約動画があるので、本読む前の準備としてみるのもおすすめです。
(今の時代のインプットにはYoutubeはかなり役立つな、、、と痛感しました。)
Youtubeで特に役に立ったなと思うチャンネルは以下です。
【転職】サラタメのホワイト転職
末永 雄大 / すべらない転職エージェント
両学長 リベラルアーツ大学
最後の両学長は、お金にまつわることが多いですが、「収入をふやす」を方法として転職をおすすめしています。
そのため、転職にまつわる動画も結構出しているため今回ピックアップしました。
(お金についてもよく学ばせていただいております)
個人的に、一番のおすすめはサラタメの動画です。
特に2時間弱ありますが、転職活動完全ガイド動画は、自己分析から面接対策、内定、現職の退職の方法など、転職にまつわる最初から最後までを動画にしてくれています。
また、LINEの友だち登録すると、動画で紹介している資料をダウンロードできます。
この動画以外にも転職に有益な情報を提供してくれるので、転職活動中は常にみてました。
ちなみに、こちら「サラタメさん」という別チャンネルもあったりするので注意です。
2. 自己分析
だいたい書籍やYoutubeで転職についてざっくりと学びながら、自己分析を始めました。
やったこととしては、
キャリアの棚卸
転職の軸決め
自分の強み・弱みなどの分析
2.1 キャリアの棚卸
まずはキャリアの棚卸です。
これは先ほど紹介した「サラタメ」の動画でダウンロードできる資料の中にキャリア棚卸を行うためのフォーマット資料があるので、こちらを活用させていただきました。
こちらの資料を使って、自分がいままで携わったシステム開発プロジェクトの棚卸を書いていきました。
ただ、サラタメさんは営業職にわりと特化しているので、エンジニアの私には合わないところもありました。
具体的には、「実績」と「自分なりに工夫したこと」が別項目で記載する形になっていますが、エンジニアは「いくら売れた」とか、単純に定量化できない実績などもあったりすると思っているので、この項目は統合しました。
ただし、「自分なりに工夫したこと」には、「どんな状況」で「どんな課題」があって、「どんな工夫」をした結果、「どんな成果(実績)」がでたかまで書きました。
いわゆるSTAR法ってやつですね。この段階でSTAR法で書きだせていれば職務経歴書の作成が楽になります。
例えばですが、
お客様から与えられていた、AWSアカウントが将来的に統合される可能性があり、IAMの権限の取り扱いが不透明なところがある状況だった。 (状況&課題)
その中で、IAMの設計をIAMロールへのスイッチロールを利用する方式を提案し、実装することで、AWSアカウント統合された場合でも親和性の高い設計を実現。(工夫)
結果的に、統合後の手戻り工数を小さくすることができた。 (結果)
みたいな書き方をしました。 (これ今見直すと、これ工数を定量化できたな、、、)
AWSについて知らない人にはなんのこっちゃと思うかもしれませんが、ここでは自分自身が「あぁこんな仕事だったなぁ」と思い出せればOKだと思っています。
職務経歴書に書くときには清書して、他人にもわかるように書きます。
あと、エンジニアにはそのプロジェクトで使った技術要素(どのプログラミング言語を使ったかなど)も重要な項目だと思うので、「技術要素という項目を追加しました。
SESで多くの案件を担当してきたので、この作業にはかなりの時間をさきました。(だいたい3週間くらいかな)
2.2 転職の軸決め
転職の軸決めとは、ひとことで言えば「今回の転職で実現したいことの優先順位決め」だと思っています。
特にこの優先順位の一番上にくるものが、軸になります。
決め方としては、
まずは自分の将来の理想像を決め、そこから優先順位をつける。
といった方法を取りました。
理想像は、
仕事面
短期的な理想像 (10年以内)
長期的な理想像 (20、30年くらい)
プライベート面
住む場所
家 (どのくらいの部屋に住みたいか)
子どもの人数
家族との時間の使い方
年収 (将来的にどのくらいほしいか40歳、50歳時点)
といった感じで決めていきました。
理想像を決めたところで、優先順位をつけていきます。
私の場合の優先順位は、
仕事の内容
自社サービスに携われるか?
ワークライフバランス
どれだけ柔軟な働き方ができるか?
給与
現年収の水準くらいはあるか?
の順番にしていき、他の点(勤務地など)は考慮外としました。
またこの優先順位を付けた1位以外の項目について、それぞれ「どこまで妥協できるか」も決めました。
1位は絶対に叶えたいことなので、妥協は考えません。
例えば、「ワークライフバランス:月30hまでは残業OK。リモート週2以上ならOK。」とかを決めておきます。
この順位付けができれば、とりあえずは軸決めは完了です。
2.3 自己分析
自己分析として、以下のことを考えました。
やりがいを感じているとき
苦痛に感じているとき
強み
やりがいから派生させる
弱み
弱みから派生させる
それぞれ、キャリア棚卸で作った資料を見直しながら、「どんなプロジェクトでどんな作業をしているとき」に上記を感じていたかを振り返り、言語化しておきます。また、その理由まで記載しておきます。
例えば、
やりがいでは、
トラブルシューティング
そもそもトラブルがないことが理想だけど
ログなどを解析しながら、自分の知らないことをどんどん知ることができるから
事象を観測して、問題の切り分けを行うことが楽しい
○○のPJでは××といったトラブルばっかりだったが、△△さんたちと助け合って乗り越えることで成長を感じることができたから
と記載した場合、強みでは
技術に対する向上心
チームで助け合う力
などを強み設定していきました。
また苦痛に感じているとき&弱みも同じように進めていきましたが、こちらについては1点だけ注意点があります。
それは、「最終的にはポジティブに終われるようにすること」です。
例えば、私の例では弱みで「めんどくさがり」としましたが、これに対して「めんどくさいタスクはプログラムによって効率化し、他の人にも利用されることでチーム全体の工数削減へ繋げた」というポジティブな側面をもたせました。
(面接でもよく話した気がします。)
こんな感じで自己分析を進めてきました。
ちなみに余談ですが、ここまでの軸決めや自己分析はNotionというメモツールを使いました。
Notionはクラウド上でメモがとれ、スマホアプリもあるのでどこでもPCで作ったメモをどこからでも確認できます。
転職に関わらず、色々なことに使えるのでおすすめです。
3. 企業選び
企業選びは、転職の軸が決まった時点で自己分析と並行して行いました。
軸に合う企業はWeb系、SaaS系と思ったので、そちらを中心に調べていきました。
調べ方としては、
業界地図を本屋で立ち読み
業界についてざっくりと把握
OpenWorkというサイトで企業ごとの評価を確認
あとはお決まりのYoutubeで業界や企業について調べる
等をしていきました。
ここで5 ~ 10社程度行きたい企業を考えておきました。
4. 転職エージェント登録
ここまで来てやっと転職エージェントへ登録しました。
今回は、マイナビエージェントに登録しました。
一応、Youtubeや色んなWebサイトのおすすめを参考にしたのですが、
幅広い求人情報をもっている
ITに特化されているか
という2点でマイナビエージェントを選びました。
マイナビエージェントは「マイナビIT AGENT」というサービスもあるので、そこそこITに特化しているのと、大手だから求人数も多めだろうというところで選びました。
マイナビ IT AGENTから登録したのですが、内部的にはマイナビエージェントなのかな、、、と思います。
(入り口が違うだけ?)
登録後のメールも「マイナビエージェント」として飛んできます。
こんな感じでエージェントは1つだけ登録しました。
複数登録すると、エージェントのやり取りだけで疲弊してしまいそうだった、、、という理由から1つに絞りましたが、今思えば比較のためにも2社以上登録しておけばよかったかなと少し反省しています。
無料ですし、合わないほうは辞めるという方法も取れたかと思います。
誤解してほしくないのですが、マイナビエージェントに大きな不満などはありません。
結果的に、自分で考えた企業選びよりも幅広い企業を紹介していただけましたし、色々親身になってくれました。
ただ単純に他のエージェントだとどんな提案をしてくれたかが気になったくらいです。
あと、転職エージェントは、自己分析が終わった時点でしておくべきでした。もしくは並行して登録しておけばよかったです。
自分ですすめた企業選びでは候補には上がってこなかったですが、魅力的な企業が多かったです。
特にSaaS系は移り変わりが激しい業界なので、本などでは情報が追いつけなかったのかな、、、と感じます。
あと、自分で調べるとやっぱり知名度が高い企業ばかり目に入ってしまうのでしょうね。
5. 最後に
といった形で、転職活動の準備をしていきました。
実はこの準備にはかなりの時間がかかってしまいまして、だいたい2、3ヵ月くらいかかっていたかなって思います。
自分のペースで進められる反面、ダラダラやってしまうところもあったのかと思います。
なので、人によってはまずエージェントに登録して、強制的にスピード感をもって転職活動を進めるのもアリだと思います。
ということで準備編はここまでにしておきたいと思います。
この記事が皆さんの転職活動の参考になればうれしいです。
それでは。
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