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肩書きの魔力

 最近、経営者と名乗る人をよく見かける。対面やXで。その度に5年前に知人女性から聞いた話を思い出す。

 ある日、IT系の経営者と名乗る男と知り合ったとのこと。何回か一緒に遊びに出かける。そしてある日、家に誘われて行く。1Kの部屋に段ボールが積み上がってるのが目につく。男に尋ねると、IT系の経営はamazonでのせどりの物販を指すとわかる。また週3でアルバイトをしていると判明。思ってたのとは違う!ってなったとのこと。
 
 男の思惑通りなのだろうか?それとも肩書きに惹かれ勝手に期待した女性が悪かったのだろうか。とにかく肩書きには魔力があるように思った。それならば、出会った人の肩書きが「ニート」って。どのような魔力があるのだろうか?だれか知ってたら効能を教えてほしい。お願い。なんとかひねり出して。助けて。
 こんにちは☀
 それでは、今日も日記を書いて行きます。

 朝、7時起床。ベッドの中でスマホを操作。昨日作成した、Xの文章を投稿する。「おはようございます」に少し文章を足した投稿。朝の「おはようございます」の投稿は不思議と「いいね」がたくさん付く。

 「おはようございます」という投稿を観たことはないだろうか?詳細は省くが、あの手の投稿が苦手だった。おはようございますの投稿には「いいね」がつきやすいようだった。しかし、その「いいね」には価値が無いと感じていた。なので「おはようございます」の投稿はしないでいた。

 尊敬する人がいた。その人は、フォロワー数が自分と同じ位。700位だった。とても内容のある投稿をしている人だった。内容は、「営業」について。自分は、会社を経営していた経験がある。なので、その人の書いている内容がどれだけ有益であり、内容の濃いモノかがわかる。

 ある日の朝、その尊敬している人が「おはようございます」と投稿しだした。あいさつの後にちょっとしたタメになる言葉をつけている。自分の中の見え方が変わった瞬間だった。その人の投稿はみるみると「いいね」が伸びる。これまで、「おはようございます」投稿の「いいね」には価値がないと思っていた。しかし、その尊敬する人の「いいね」は意味のある「いいね」に見えた。あれ?気づいた。自分が色眼鏡をかけて見ているだけだった。その人の投稿の「いいね」も他のひとの「いいね」も実は一緒なのだ。「いいね」は「いいね」でしかない。自分で勝手に優劣の評価をしているだけだった。そして、その尊敬している人は「おはようございます」を投稿するようになり、どんどんフォロワー数が増えていった。
 
 結果を出すには、結果を出している人から学ぶのが一番と聞く。また、学ぶの語源は、「真似る」から来ているらしい。なので、その尊敬している人を真似ることにした。するとわずかだが、全体の投稿の閲覧数が上がった。おそらく、朝の「おはようございます」の投稿に「いいね」を押してもらうと、「いいね」を押してくれた人たちに 次以降の投稿が表示されやすいアルゴリズムなのだろう。これに味を占めて毎朝「おはようございます」の投稿をするようになった。

 「ミイラ取りがミイラになった」という比喩表現がある。人を連れ戻しに行った者が、その目的を果たさずにとどまって帰ってこなくなる。また、人を説得しようとした者が、逆に相手に説得されてしまうことの例えだ。失墜した時によく使われる。今回は、失墜ではない。向上だ。なのでどういう表現が妥当だろうか。

 これだ。「X廃ニートが、真・X廃ニートになった」
 え?失墜してる?

 真・X廃ニート生活7カ月と27日目。

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