本当に見えるの。私は毎年見ちゃってる。

英語講師歴14年目。毎年4月に新年度が始まります。新入生も進級生も新しいクラスになるわけで、4月はソワソワ、ザワザワ………。
特に、新小学1年生は環境が大きく変わり、緊張の連続ですよね。新しい学校での一日が終わってから100分間レッスンを受けるわけですから、他の学年よりも慣れるまでに少し時間が掛かります。

これは毎年同じ。そりゃそうよ。
それでも生徒たちは一生懸命私の指示を聞いて、歌ったり、リピートしたり、リスニングクイズに挑戦したり、本当に頑張っています。そして、ドリル。慣れない手付きでアルファベットを書いています。なぞり書きだけじゃない、見本を見ながら書いたり、穴埋めしたり……。

はじめのうちは指示内容も分からないし、時間内に終わらないし、疲れてくるし……私も副講師もとにかく目と手と心をかけながらレッスンしています。
そうこうしているうちに、今年度のレッスンも7回目。

もう見えちゃった。「生徒の成長。」早いな〜、もう来たか。
もちろん、まだ7回ですから、全てスラスラというわけではありません。でもね、2回目、3回目の時の彼らとはもう既に別人。何がって？

①レッスンの流れを掴んだ。(テキストの準備がスムーズになった)
②歌やチャンツの順番と振り付けを覚えた。(間奏中のメロディまで口ずさめる♪)
③プリントやドリルで分からない時、どのテキストを見れば良いのかが分かった。(せんせ〜い!!って呼ばなくても、自己解決できている)
④毎週、見なくても書ける文字が増えている。

早くないですか？まだ2か月しか経ってないですよ!!

そう。私は毎年見ちゃってるんです。生徒たちの成長を。先週出来なかったことが、今週できている!!本当に凄いものをこの目でしっかり見ています。

大人の皆さん!!　今から英語以外の外国語の勉強をすることをイメージしてみてください。何語がいいですか？フランス語？スワヒリ語？ギリシャ語？広東語？何語でもいいですから、全く初めての言語に挑戦し始めたと思ってください。

全く新しい環境で慣れない時間を過ごした後で、新しい言語の教室で100分間レッスンを受けます。たった2か月で、↑の①〜④までできるようになりますか？もし、できたとして、それを「当たり前」だと思いますか？

私は心から、子どもたちを尊敬しています。あのパワー、吸収力、夢中になったときの集中力、見習わないといけないと思いながらレッスンを重ねています。

これは小学1年生に限った話ではありません。どの学年の生徒たちも、もちろん幼児さんも、こちらが追いつけないほどの成長を見せてくれます。

50代の私も思いっきり成長しちゃいますよ。負けず嫌いの私は、1年生にも闘志メラメラ(笑)。来年の今頃は、別人になってるからね。見てろよー!!

大人顔負けの成長を見せる生徒たちと、大人げない講師の英語教室(笑)。14年目も100℃の温度で熱く熱く行きますよ。ヤケド覚悟でついてきて!!

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