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欲しい人材に来て欲しい人だけ読んでください

中国の戦国時代(紀元前5世紀-紀元前221年)に学者、政治家として活躍した郭隗(かくかい)の言葉として次のようなものがありました(ちなみに、郭隗は小さなことから始める「隗(かい)より始めよ」の由来となった人です)。欲しい人材に来てもらう為の心構えとして書かれているもので、本を読んでいる中で目を引いたので、解説なく紹介したいと思います。
 
「礼をつくして相手に仕え、つつしんで教えを受ける。これなら自分より百倍すぐれた人材がまいります。
 
相手に敬意を表し、その意見にじっと耳を傾ける。これならば自分よりも十倍すぐれた人材が集まってきます。
 
相手と対等にふるまう。これでは自分と似たり寄ったりの人間しか集まってきません。
 
床几にもたれ、杖をにぎって横目で指示する。これでは小役人しか集まりません。
 
頭ごなしにどなりつけ𠮟りとばす。これではもはや下僕のようなものしか集まってきません。」
 
(参照「貞観政要(ちくま学芸文庫)」)

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