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リーダーに求められるのは「AもBも」

子はおだやかにしてしかもはげし。威あってしかもたけからず。うやうやしくもしかも安し。(論語、述而第七)
(先生は温和できびしさがあり、威厳はあるがたけだけしいところはなく、礼儀正しく丁寧だが安らかできゅうくつなところがない)

 
リーダーにもとめられる素質ってなんなのでしょうか。なにが必要だとおもいますか。
 
温和なことなのか。
きびしいことなのか。
 
威厳があることなのか。
たけだけしいことなのか。
 
礼儀正しいことなのか。
堅苦しくなく、おおらかなことなのか。
 
私は、リーダーとして求められるのは、それぞれどちらか片方の素質ではなく、両方を備えていることではないかと思います。
これは、それぞれの真ん中ということではありません。「両方」備えていることが大事なのです。

 
歴史上の偉人達、特にリーダーとして名前を残した人達をみていると、普段は周囲に温和で優しくあっても、いざという時にはこれが同一人物かと思うくらいのきびしさ、激しさがあります。
そうした、状況に応じたふさわしい振る舞いができることこそ、リーダーにもとめられる素質なのではないでしょうか。
 
「AかBか」でもなく、「AとBの真ん中」でもない。「AもBも」がリーダーに求められることなのです。

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