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掴めたか 風 盗めたか 空 離れたか 大地 届いたか 太陽 見下ろせたか 海 その地上 その…
愛はいつか… 誰もが 知っている 誰もが そう言う 愛に恥じらいを覚え 育って来た人達のほ…
おんなと云う河に 僕は 錨を下ろした 僕の瞳(め)の前を 一瞬 艶めかしい 風が流れ去った …
広大なる 無限の宇宙へ 還り 眠りたい わたしはひとつの分子で 幾億の生物から 限りない遺…
無意識の時間の空間から 人は無味無臭の 感性という稲妻を受ける 果たして 何時 何処で 刺激…
翼のはためきを休め 浮力だけで 鳥が飛んでいる 鳥の翼は 地球の引力と逆らい 人間との差を見…
雨上がりを知らせてくれていた 蝉の声がなくなった夏 今から限られた短い時間に どれだけ何が出来るか やりたいことリストに 想いの胸を弾ませていたんだろう 長い間 暗いけど 暖かく包んで 見守ってくれていた土のおかげで 幸せな時間を送ってこられた そして 今やっと 目覚ましのベルが鳴り 外へで出ていく 朝が来ると誰より先に鳴き出し 雨が止むことを自慢げに 我先に教えてくれた やがて時は残酷にも 緑色だったまちの 寝床にしていた樹木は倒され コンクリートの大平原の中に 誰か
気づかないうちにいつか 胴体だけ勝手に先に動いて 頭は後追いで声を発していくのが聞こえる …
いつかきっと 戦争は起こるのだろうかと不安に震え ふと過去の人間の欲望の愚かさに 歴史を振…