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お人好しの人が躓く時(レシーブ編)

前回は天邪鬼(あまのじゃく)として、とにかく人とは違ったことをやろうとするフィーリングタイプが躓くポイントを取り上げました。「退屈」ハードルと「個性」ハードルです。興味が無い事に関しては全く体が動かないタイプの人なので、いかに自分のやりたい事と習慣を繋げて楽しく実行できるようになるかが大切です。

さて、今回はお人好しタイプです。(※Bridgeサーベイをご存じの方はレシーブタイプを想像してください)。周りのこういう人はいませんでしょうか?平和が好きで、とにかく聞き役に徹してその場が穏便に過ぎてくれることを願っている人。一見善人のようにふるまいながら、実は自分が傷つきたくない思いが強い。誰かのために生きていないと自分の存在意義は無いと思い込み、誰かに尽くそうと努力するけれども、心の中では愛されたいと思っている。気遣いや気配りが過剰になりがちなちょっと重たい人。こういう人っていますよね?この手の人が習慣を定着させようとしたときにつまずくハードルが2つほどあるのです。

一つ目は、“利他”のハードルです。誰かのために活動しないと生きる意味を見失ってしまうタイプの人なので、単に習慣を実施しても貢献する相手が見えないと途端にやる気を失ってしまうのです。“自分の事は後回し!誰かのために!”と言えば聞こえは良いですが、本音では、自分で自分を追い込むことができない。誰かに指示をされないと行動できない、単なる甘えん坊という事もよくあります。自分で自分を磨き成長させる事ではじめて他人たいして貢献できる自分がいる事を忘れないようにしましょう。

二つ目は、“孤独”のハードルです。人にかまい、人にかまわれる事が大切なこのタイプの人は、習慣を実行しても誰からもかまってもらえないので孤独さが募り、つらくなってしまうのです。このタイプの人はたいてい自分自身をいたわる事が上手にできない人が多いです。最後に自分を孤独から救うのは自分だけです。そのためには自分で自分を認めてあげられる「自信」が必要になります。孤独症から抜け出すためにも習慣を通じて、自分に自信をもつことが大切なのでしょう。

まぁ、これも性格なので良い悪いの話ではありません。でも、このお人好しタイプの人が習慣を定着させるためのキーワードは、「みんなでやる」です。やっぱりこのタイプは、“愛し愛され、かまいかまわれ”。人とのつながりの中で生きる事に喜びを感じます。このタイプがみんなで習慣定着させることに意義を感じたら、周りを元気づけてやる気を伝染させる原動力にもなりえます。習慣は“自分のために”ではなく“世のため人のため”という意識を持って継続していきましょう。

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