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最近の鼻笛研究まとめ

10年くらい前にデイリーポータルZで鼻笛の記事を書きまして、

以来たまに吹いてたんですが3Dプリンターを導入したことにより『自分で作れるじゃん』という事に気づき、

自分でも鼻笛を作っていました。2019年の1月から6月までずっと鼻笛開発。

死屍累々の試作品たち。いくつ作ったのかもう分かりません。

FDM式3Dプリンターではこういのを作りました。

モデルデータを公開しています。

更に良くしようということで光造形3Dプリンターを導入しました。

光造形で音域が広がった

光造形の3Dプリンターは『UVレジン』という紫外線で固まる樹脂を使いますが、FDM式(樹脂を熱してノズルから押し出して固める)と比べると格段に高精度で、透明レジンであればキレイに透明で造形できます。

表面も非常に滑らかで、設計を詰めていった結果3音ほど音域が広がりました。

鼻笛ってなんだ?

説明が遅れました。まず、鼻笛とは?ですね。鼻笛とは、鼻と口を使って自在に音楽を鳴らせる楽器です。ブラジルの民族楽器として昔からあるそうですが、アメリカやベトナムでも作られており、Amazonでも色々な製品を買えます。

鼻穴に鼻を当て、口は開けた状態で鼻息を吹き込むと音が出ます。音程は口の形や大きさ、口腔内の広げ方で変わります。

吹き方はこの辺を見るとだいたい分かると思います。

鼻笛を比べてみる

当方、自作含めて4種類の鼻笛を持っています。

裏側。

上の穴から鼻息を入れて、下の穴で口に空気を送って反響させる仕組みで、そこはどの鼻笛も共通です。

HUMAN TONE

最も安くて性能も控えめな鼻笛。300円くらいでしょうか。ペラペラなプラスチック製です。普通に吹いて2オクターブくらい出ます。鼻息の消費量が多いので息継ぎが少ない曲は苦しくなります。

重さは3g。ペラペラなだけあって軽いです。

フッピーくん

ちょっと大きめ、厚みもある鼻笛です。価格は1200円。

重さは24g。大体3オクターブ出ます。

高音は非常にキレイに鳴るんですが、低音は変な共鳴が混じってしまってキレイに出ません(僕が下手なだけか、個体差かも知れないけど)。

自作鼻笛 FDMバージョン

自分でデザインしてFDM式の3Dプリンターで作ったものです。材料費だけなら20円くらいでしょうか。プリント時間は1時間くらいです。

山登りに行った時に使おうと思ったので薄く、コンパクトに作りました。

重さは約9g。これも3オクターブ弱出ます。低音から高音まで安定して鳴らすことが出来ます。このサイズで3オクターブ出るのは結構珍しいんじゃないかと。

自作鼻笛 光造形バージョン

圧倒的高精度な造形力を手に入れたので、最近はもうずっと光造形で作っています。鼻息を吹き出すスリットの形や大きさを微調整し、高音方向への音域拡大と低音の安定した響きを両立させました。3オクターブ強の音を軽い息で出せます。

また、表面に模様を刻むことが出来るため、拙作アプリのアイコンやQRコード、定規などを刻印しています。材料費は主にレジンの価格ですが100円ほどです。

この鼻笛の設計データは公開していません(公開済みのFDM用とは少し違います)。

ボカリナ

Amazonで買える鼻笛としてはかなり高性能です。1000円くらい。

3オクターブ半は楽に出ます。ただ、ちょっとかさばりますね。重さは20gくらいです。

音は、量産鼻笛ではかなり良いと思います。少ない息でボリュームのある音が出るのも良いですね。かなり良い鼻笛です。

光造形で鼻笛(ジオフルート)が完成しました

光造形により音域が広がり、ボカリナとほぼ同等の音が出るようになりました。周波数で言うと、360Hz~3000Hzくらいです。性能的にはこれくらいで完成としていいのではないかと思っています。

圧倒的にコンパクトで軽量かつ音域も十分広い鼻笛が出来てしまいました。さて、次はなに作ろうかな。

使い方とかを紹介するサイトも(やっつけだけど)作りました。鼻笛はとても楽しい楽器です。皆さんも一つどうですか。

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アプリ作家、第1種情報処理技術者、ライター(単著×2、30日間マクドナルド生活シリーズ、DPZなど)、料理研究家、山好きクライマー。アプリはジオグラフィカ、国土マップR、DIY GPS、速攻乗換案内、雨かしら?、雨時雨など合計150万DL。3Dプリンターも楽しく使用中。
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