「自責の念」を有効活用しよう
自責の念が強すぎてがんじがらめになってしまう人は、無理に「考えないようにしよう」としても難しいです。
むしろ、「自分は逃げているのではないか」と、更に追い込む結果になりかねません。
どうせ考えてしまうなら、今後のために有効活用しては如何でしょうか。
1.状況分析
「何もかも自分が悪かったのだ」と考えていると、手の打ちようがありません。
まずは状況分析を行いましょう。
いつ
どこで
誰が
何を(した・言った)
結果どうなった
かを洗い出します。この時、きっと悪いことばかり出てきてしまうだろうから、良い悪いは考えず時系列で一つずつ思い出しましょう。
全部洗いだしたら、その中から
ダメだったところ
間違ってしまった行動、思考、言動
をピックアップしてみましょう。
それをひっくり返すと
『不足していた行動、思考、言動』が見えてきます。
更に「自分のせいだ」と思っていたものが、実はそうじゃなかったことに気が付くと思います。
2.理想と現実のギャップ
「本来ならこうあるべきだった」という理想と、実際の状況とで差(ギャップ)があることで、ギャップ分を「自分の責任」だと思って落ち込んでいる状態です。
では、そのギャップとは、具体的に何でしょうか?
事前準備(方法、資料、ツール、程度)
相手との協力体制、情報共有
自分の状態(健康、メンタル、余裕の有無)
自己採点(厳しすぎ or 甘すぎ)
など。
ギャップの内容を理解できると、「ギャップの埋め方」も思い浮かびます。
時間はかかるかもしれませんが、一つずつ埋めていくことで、着実に理想に近づいていきます。
3.自分の思考パターンを知る
自責の念に囚われているあいだ中、同じ思考パターンがぐるぐるしていませんか?
こうした極端な思考を「認知の歪み」と呼びます(本来はもっと種類があります)。
物事を見る角度が固定されていたり、色メガネで見ているために、本来の姿としてとらえられず、歪んで理解してしまっている状態です。
「見方」の問題ですから、一歩下がれば違う捉え方もできます。
「自責の念を持たないようにしよう」としても、中々難しいです。
そして、自責は悪いことばかりでもありません。
◆やりすぎ注意
◆どうせ考えるなら有効活用
で、スキルアップのきっかけにしましょう
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