境界線を引くのは大事
自分と誰かを比べて落ち込む
親しい人や家族の問題を自分事にし過ぎる
誰かが何とかしてくれるはず
こうした悩みは全部境界線が無いことで起こります
自分と他者の間には、適切な場所に適切な線を引きましょう
1.境界線を引くことは冷たい?
そんなことはありません。
境界線を引く・引かれたことを冷たさや拒絶・拒否と感じるとしたら、それは境界線の引き方を見直す必要がある、というだけです。
人には皆自分の
✅許容量
✅スキル・特技
✅役割
があります。
それを無視して無制限に他者を受け入れたり受け入れてもらおうとすることが、人間関係と自分のメンタルをぶっ壊す元凶です。
2.境界線を引くことは自他の尊重
では境界線を引く意味はなんでしょう?
それは「自分と他者の自由と選択を尊重するため」のルールです。
自分が何をしたいと思っていて
何が欲しくて
何を避けたいと思っていて
何を頑張ろうとしているのか
これを尊重することで人のメンタルは安定し健康に成長出来ます。
無視することでストレスや葛藤を抱えます。
そして自分以外の人にもそれがあります。
境界線は、お互いの領域を守るための決まり事なのです。
相手のことが心配だから手を出してしまうのも、愛情を確認したくて相手に丸投げするのも、どちらも尊重を無視した行動なのです。
3.境界線は一本じゃない
しかし、人間関係は複雑です。
誰との関係か、によっても変わってきますし、自分と相手の状況や状態によっても変わります。
国境線のように固定&一本道ではないのです。
✅今の彼にはこれ以上の手助けはしないほうがいい
✅自分は今誰かを助けてあげられる状態じゃないから、それを分かってもらおう
✅家族だけど、その考えには賛同できない
などのように、「今この瞬間」と「自分軸」を考慮して線引きを行いましょう。
これなら、「線を引くなんて冷たい」という印象にはならないですよね。
4.相手の線引きも受け入れる
同じように相手の線引きも尊重しましょう。
場合によっては、自分が相手に求める対応をしてもらえないことで、自己価値を下げてしまうことがあるかもしれません。
「自分はそれほど大事に思われていないんだ」
果たしてそうでしょうか?
大事に思っていても何も出来ない状況かもしれないし、大事に思っているからこそ何もしないのかもしれません。
自分にとってその人が重要な存在なら、相手の判断を受け入れることも、自他尊重の一つです。
境界線は一本ではなく固定でもない、とお話しました。
これは「好き勝手に引いていい」ということではありません。
その時の気分で判断することが続けば、それはいわゆる「ダブルバインド」となって、相手との関係に悪影響を及ぼします。
柔軟に判断するときの基準は気分ではなく
✅お互いの状況
✅自分軸
です。
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