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「日本の介護現場で目立つ外国人の存在:増加の真の理由」

執筆者
#有度の里 #Ishikawa・Hironao
当施設では外国人実習生と特定技能生が増加しており、活躍しています。当施設に限らず、日本の介護施設やサービスで働く外国人の姿はよく見かけるようになりました。

この背景にはどのような要因があるのでしょうか。介護福祉士の増加傾向の背景について探ると同時に、今後の日本の介護業界のトレンドを考察したいと思います。


日本の高齢化と介護需要が増加


2023年総務省は65歳以上の高齢化率29.0%と示しています。10人に3人は65歳以上となっているのです。「これにはびっくりですね」それもまだ2023年の時点です。これからどんどん比率も上がる可能性があります。この高齢化の進行とともに、介護の需要も年々と増加傾向にあるから、人手不足は深刻な課題となっています。

外国人労働者受け入れ政策変更

日本政府は介護人材不足を解消するために、受け入れしやすくしています。具体的には、技能実習生、特定技能ビザなど、外国人が日本で働きやすくなる制度が導入されているので、施設に勤務する方はほとんどそのような方なのです。当施設も技能実習生と特定技能生がいますが、しっかりと入管の書類などは通って、正式に仕事ができるのです。

外国からの介護士受け入れメリット

メリット

外国人介護士の受け入れには多くのメリットもあります。多様な文化や背景を持つスタッフにより、サービスの質が向上したり、新しい技術や知識を取り込むことが可能になると思います。労働力の供給も安定化することも考えられます。当施設でもイベントとして、ミャンマー・インドネシア人がギターやダンスを披露したり、英語を学んで会話みたいこともしたりします。

課題や対応策

言語や文化の壁はコミュニケーションの障壁となることがあります。これを解消するために、日本語教育の対応、文化での理解をすることでだんだんとクリアできるようになります。「電話対応もだんだんと出来るようになってきた」と現場リーダーから出てくるようになってきました。

実際に外国人介護士の声

面談をすると「介護の仕事していて、大変な面もあるけどやりがいを感じます」「ものすごく勉強になって、将来に役立てたい」という声が多く聞こえます。文化や習慣に慣れない戸惑いの面もありますが、それをしっかりと相談したり、サポートをする体制ができていることは重要となりそうです。初任者研修もいままで20人以上と合格するようになっています。

外国人の増加は介護業界にとって必要不可欠になりそうです。人手不足の解消やサービスの質の向上を実現するためにも、受け入れやすい環境の整備やサポートが継続的に求めれるでしょう。関心がありましたら、コメントください。


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