見出し画像

PS vita

私が初めて買ったゲーム機は『プレイステーションvita』だった。

スマホでFGOというゲームを楽しんでいて、そのゲームの中に登場する推しキャラが2018年に新発売されるゲームに登場するというのでそのゲームをプレイするためにvitaを購入した。

ゲーム機を自分の意志で購入するという事がそもそも私の人生では初めての事だったので、そのゲームをプレイするための機体を少し悩んだ末、当時の私は何となくvitaを選んだ。

ゲームのタイトルは『 Fate/EXTELLA LINK 』。
ちなみに上の動画で紹介されているキャラクターはこのゲームでの中心人物であり、Fateシリーズの中では現在はこのゲームにしか登場していない。

尚、推しキャラは外見は大人しそうなのに戦闘が始まると攻撃範囲の規模が凄すぎて震える。あと台詞も物騒なのでギャップのデパートである。

正味、本当にゲームというものに触れて育たたなかったのでプロモーション動画を初めて観た時の私はスペースキャットの顔をしていた。
つまり、最後までプレイ出来る気がしなかったのだ。

しかし推しキャラがこのゲームの物語にどう絡んでいるのかが気になったので半年以上かかったものの最後までプレイした。

半年の期間中、実は途中で挫折して暫くゲーム機そのものを封印していた頃もあったのだが同じゲームを購入していた友人に久しぶりに会って話をしたら既にクリア済みだったので「もう一度やるか」と再挑戦する気になったのだった。

このゲームは単体でも楽しめるけれどこの世界観をもっとよく知りたかったので『 Fate/EXTELLA LINK 』をクリア後、私は『 Fate/EXTRA 』からプレイしてみる事にした。

キャラを自分で操作して対戦するゲームには慣れていなかったが、対戦相手の中身が『 人 』ではなく『 あらかじめ用意されたプログラム 』なのが私にとっては有難かった。

対戦相手が『 人 』であった場合、時間を置いたり攻略本を読んだりしても試合を突破するのは極めて困難な気がするが、対戦相手が『 プログラム 』なら一度闘ってその場では負けたとしても、少し前にセーブしておいた地点まで戻ってレベルを上げて再挑戦をしたり、攻略本やネットで情報収集して対策を練れば勝ち易くなるからだ。

ゲーム初心者らしく新しい対戦相手と闘っては私は死んでいたので意図せず勝った場合のシナリオと負けた場合のシナリオが読めて良かった。
そう、このゲームでは負けると死ぬ。故に全ての試合に緊迫感を感じた。

色々紆余曲折を経て『 Fate/EXTRA 』の男主人公、女主人公どちらもプレイした。物語の大筋はそれほど変わらなくても主人公の性別で脚本の内容が異なるからだ。

セイバールート、アーチャールート、キャスタールートを攻略した後に今は『 Fate/EXTRA CCC 』をプレイしている。

画像1

これはようやく男主人公でアーチャールートをクリアしたところを撮影した写真だ。

総プレイ時間114時間4分とあるが、一気に114時間4分もプレイしていたわけではなく一日少しずつ進めていたものを総合した時間だ。
114時間4分の中には男主人公・女主人公でプレイしたセイバールートも含まれている。

一人のサーヴァントにつき3つのエンディングが用意されていたり、物語の構造上『 ノーマルルート 』と『 CCCルート 』が存在していて脚本のボリュームも凄い。

『 CCCルート 』だと最終戦でのアンデルセンが滅茶苦茶カッコ良いので元々好きなキャラではあったけどプレイして本当に良かった。
あまりにもカッコ良いので特に痺れた台詞をここに書き出したい勢いなのだがプレイしていない人のためにそれは控えておきたい。

私はエッセイ本を読む速度に比べて小説を読む速度は非常に遅い人間なのだが、それは『新しい物語』を知る場合はその世界観に浸ろうとしてその部分にも精神的なエネルギーを使っているからなのだと思う。

海に潜る前に、
海に潜るための準備をしてから海の底まで沈んでいって
海底に何があるのかを念入りに調べては手で触ったり目で観察したりして
満足したら陸へあがる

というイメージで捉えている。

vitaにイヤホンが接続されているのはゲーム内のBGMと各キャラクターのボイスを聞くためだ。

なので、

音を聞くための聴覚と絵や物語を楽しむための視覚と戦闘中の操作や物語の流れで出て来る選択肢からどれを選ぶのかに思考力をフルに使っていて一旦vitaに触れるとvita以外の事は出来なくなるので私は一日少しずつ進める事にした。

亀の歩みでも続けていけばいずれは終わりに到達する。
無事にエンディングを迎えると達成感があり、作品もその分思い出深くなるのでゲーム機を買って良かったと思った。

今のところは未だゲーム機とTVをなんやかんやして繋げてプレイ出来ている自分を想像しにくいが、人は変化する生き物だからもしかしたら数年後には挑戦しているのかもしれないし、相変わらず避けているかもしれない。
どちらに転ぶのかはまるでわからない。
何せ未来がどうなるかは何処の誰にも知る手段などないからだ。

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,501件

#買ってよかったもの

58,857件