プレゼントの嬉しさ、それは自分のことを思い浮かべながら選んでくれてる点にある

この年齢になっても友人からプレゼントを頂くととても嬉しい。物をもらった嬉しさもあるが、それよりも自分のことを思い浮かべながらその人がプレゼントを買ってくれたという事が一番嬉しい。私自身も、友人へのプレゼントを選ぶときはとても楽しい。

どれくらい時間をかけてるのかは分からないが、私にプレゼントをくれる友人は少なくとも私のために時間を作って買いに行っている。何かのついでに、という事もあり得るが、物を選ぶのには時間がかかる。時間をかけて私に贈るものを選んでくれている。その際、私には何が合うだろうとか、私は何が欲しいだろうと考えながら買う物を選定してくれてるはずだ。

金額とか物そのものではなく、その事が本当に有難いと年々思うようになる。年齢を重ねるにつれて、自由な時間も少なくなるし、友人などに費やせる時間も限られてくる。その限られた時間の一部を私に贈り物をするために費やしてくれる有り難さは筆舌に尽くし難い。

人に物を送るという行為は、その行為そのものよりも、その行為の背景にある想いに意味があると思う。贈り物を頂く際には、友人が私に費やしてくれた時間やお金、想いも引っくるめて、「ありがとう」と伝えるようにしている。

友人のありがたさや時間の貴重さが分かるようになってきたという事だろうか。人に感謝できる人間になりたいものだ。