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深夜3時の雪遊び

こちら深夜3時の雪原地帯(実家)。

しんしんと降り注ぐ雪も止み、真っ白な静寂が訪れた。

日頃から少年の心を忘れない僕は、大雪ではしゃぐチャンスを逃すはずもなく、外へ飛び出そうとした。

しかし、こちら深夜3時の実家。

一緒にはしゃぐ相手がいるはずもなく、一人で遊ぶしかないようである。

悲しいかな、最近は孤独にも慣れ、一人で楽しむことが得意になってきたのだから、お任せあれ。

まずは、熱々のほっとレモンを作り、外へと飛び出す。


外へ出たら、まずは静寂に耳を澄ませる。

深夜で生活音がない中、さらに雪が音を吸収する。

自分の呼吸音以外聞こえない。

この瞬間が本当に心地よい。

外界から切り離されて、世界に一人ぼっちになった気分だ。


「ーーーーーーーーーーーーーーーー」


「ーーーーーーーーーーーーーーーー」


「ーーーーーーーーーーーーーーーー」


静寂を感じながら、周りの静寂に溶け込む。

ときどき、熱々のホットレモンをすする。

なんて素晴らしい一人遊びであろうか。


そんなことを15分くらい繰り返す。

ほっとレモンはなくなってきた。

そうなると、いよいよ最終段階だ。

今まで雪の静寂に合わせてはしゃいできたが、最終段階では受動的ではなく、自発的にはしゃいでいかねばならない。

子ども心を知っている人なら、もうわかるよね。

うん、そうだね、人型をつけることだね。


もういくよ!バサッ。


うん、結構ついた。きっちり顔までうずめたからサムイ。


明日は降らないらしいから、こんなことできるのもしばらくないだろう。

深夜3時の雪遊び(一人ver)できて満足です。

こんなに雪ついたけど(笑)。


雪が純粋に嬉しいのっていつまでだろうなぁ。社会人じゃない今年までかな。

なんか寂しいね。

おやすみ。

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