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【膝痛】『走ることについて語るとき僕の語ること』を読んで走ることになった僕の語ること

ハルキストへの道、第三弾です。
飽きるまでとりあえずやってみます。


これまで、村上春樹のエッセイを読んだことがなかったので、一つ手に取ってみた。
『走ることについて語るときに僕の語ること』
(作中ではエッセイではなくメモワールであると書いているけどエッセイで通すよ!)



本について語る

そもそもエッセイというジャンルに踏み込んだのも最近なんですけど、この本めっちゃいいです。

村上春樹氏の作家業の始まりは
「走ること」の始まりともリンクするようで
正に「走ること」という側面から見た作家村上春樹を読むことができる。

毎朝のランニング、定期的に出場するフルマラソンやトライアスロン、街、人、練習、スランプ。
自分というシステムをいかに駆動させれば、足が前に進むのかを村上春樹なりに思考し実践した記録なので、
体の不調や失敗もあり、苦労の追体験ができる。
走っているときに考えることなどは作家先生でも同じなんだと親近感もある。
爽やかな気持ちにもなるし満足感の高い本だと思います。


読んでいると、ちょっとした疑問がわく瞬間があった。

飄飄と、しかし懸命に走行距離と文字を積み重ねていく様子に感心するのだけど、そのようになるには何が必要なのか。

書かれているようで書かれていない、、

その答えを知りたい。


だから


走ることにしました!


本の感想はもう終わって
僕の「走ること」の報告に移ります。


出戻りについて語る

ワタクシ実は前にもランニングしていたことがありまして、半年ほど走ってたんですけど、
コロナにぶち当たり、なんとなく走りづらくなって、ついでに膝も痛い。
ということで、やめました!

そしていま四年ぶりに再開します!してます!

これが、今年2月からランニングし始めた男の記録だ!

2024/3/5現在の累積

結構走ってるよね?


準備について語る

新年からコトをし始めるのは頭にあったけど、これを始めるには入念な準備がいるだろうと思い、いろいろ調べた。
なぜなら一度膝を痛めているから。

四年前は、10キロランニングを週に2,3回はできるようになり、20キロを走るようになったあたりで突然膝が痛くなった。
練習会のような催しに参加した時に、10キロ超えたあたりで痛みだしたけど、ドロップアウトするのが悔しくて20キロ走り通してしまった。
これが良くなかった。

しばらくは歩いていても違和感があり、サポーターをしながら生活していた。

そんなことはもうしたくない!との思いでいろいろ調べると
「膝のブレ」が良くないらしい。

ということでサポータータイツ購入。
想像してたよりも高い!が膝を守るために背に腹は代えられない。
CW-XのEXPERTモデルにした。



次はやはりシューズ。

四年前はワゴンセールで投げ売りされていたナイキのシューズだったけど、今回は安心のアシックスにした。
クッション性をとるか、走行安定性をとるかで
GEL NIMBUSかGEL KAYANOの2択になり
店員さんと相談した結果クッション性のGEL NIMBUSにした。
アッパーのエンジニアードニットなるもののお陰で
包み込まれるようなフィット感がお気に入り。

ちなみに僕の足幅は4Eくらいで、サイズは28.0
足デカかつ幅広甲高の三重苦である。

結局シューズも大きな投資であった。
覚悟を決めろ!

さぁ、装備は揃った。


さらに体の準備として、片足スクワットを鏡の前で行い、自分の爪先と膝がどのくらいズレるのか見てみた。
膝が外側に開くことが分かったので、矯正しながらやってみると、なるほどいつもと筋肉が違う。
これは意識しなくては。


走ることについて語る

フォーム改善ポイントがわかったところで、走ってみよう。
入念にストレッチを行い、走り出してみる。
新しいスポーツタイツ、新しいシューズ、新しいフォーム、すべての勝手が違うので一つ一つ確かめながら。

幸い、体力面はそれほど落ちていなかったようで、走り初めて3回目くらいで10キロランニングは可能になった。

問題はフォームで
足先から膝を通って腰にくる衝撃をどこでどう処理するかを、試行錯誤してみるけどなかなか正解を見つけられない。
膝の動きは良くても、腰と連動しなかったり、体全体が効率的に動いてるとは感じられない。

それでも練習あるのみということで、少しづつなにかを掴みながらフォーム修正をしている実感も湧いてきた。

ところが…


膝痛について語る

多少膝に違和感があっても10キロ程度なら走りきれてしまう。
悪いところが出ている。
フォーム修正の途上なのだから仕方ないと言い訳しつつ、その日は膝以外は好調だった。
膝以外良いのだから膝もそのうち良くなるだろう、との希望的観測でいた。

体力もついてきた感じがするのでこれまで週一回のペースだったのを、もう少し増やしてみようとした。
思い立ったらすぐやってしまうのが吉ということで、前日の夕方10キロ走ったばかりなのに、次の日の朝に5キロ程度走ろうと走り出した。

途端に痛みだす膝、我慢するなと叫ぶ膝。止まる足、。
歩いていたら痛くないが、走ると途端に痛い。


1キロも走れず、家に帰る。
病院を探して、診察を受けてみた。
病名はないが、骨同士の間隔が狭くなって炎症を起こしているとかなんとか。
とにかく、急に走りすぎなので休んでくださいとのこと。
せっかく気持ちが乗ってきたのに休まなければならない。

炎症を抑える薬をもらって、とりあえず一週間は走らないでおこうと決めたのが先週末。今週末また病院にかかって経過を観ることにします。

「走ること」は難しい。

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