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編み物デビュー

ツムギがまた急に、編み物をしたいと言い出しました。

キタ!得意分野!

母が編み物好きで、まだコタツのあった幼少のころ、母と姉と私は、コタツに入ってそれぞれ手を動かしながら、他愛のない話をするのが冬の我が家の景色でした。

私は、小3くらいから始めたのだったかしら?

かぎ針編みまでは母に教わりながら編んでいたのだと思いますけれど、棒針編みをするころには母はいなくて、だから、二学年上の姉と私とでは、棒針編みの仕方が違います。

ちょっと悲しい気持ちになります。

(改めて調べてみたら、母と姉のはアメリカ式、私のはフランス式のようです)


さて、私自身も、もうずいぶんと編み物からは離れてしまっていて、大量にある編み針はすべて姉の家にまとめてしまっていたので、ちょうど帰省する予定のあった姉に、数本持ってきてもらいました。

初心者のツムギにもわかりやすい(私の復習のためにも)基礎教本は、古本屋さんにちょうどいいのを見つけ、かぎ針編、棒針編と、ずっと憧れていたモチーフ編みの本も併せて購入。


気が乗らないツムギの要求には、何かと理由をつけてのらりくらりかわすくせに、これだ!と思ったときには行動が早い私なのです。


編み物は、発達障害の特性のあるツムギには向いていると思いました。

手を動かすので、多動欲求を満たしてくれるし、慣れてくれば、編み物をしながらおしゃべりしたりTVを見たり、並列処理ができるようになる。
目が悪くなる心配も少ないし、共通の話題にもなる。


早速教えたいと思うのだけれど、ここのところなかなか時間が取れず、先日、夫に夕食の支度を任せたほんの僅かな時間で、取り急ぎ、作り目と鎖編みを教えました。

次の日、仕事から帰って来て笑いました。

鎖編み長過ぎ(笑)

本人に聞いたら、鎖編みを三つ編みにして、ブレスレットを作ろうと思っているのだとか。

まだ、編み物をやりたい!と言うだけで、具体的なイメージは湧いていないのかも知れません。


私はというと、久しぶりの手仕事が楽しくて、既にかぎ針編みにも棒針編みにも手を出してしまいました。

急に寒くなって、早くも咳に苦しんだ今シーズンですが、楽しい夜を過ごせそうです。

さて、ツムギは飽きずに作品を仕上げることができるでしょうか?

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