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【自己紹介】初めまして、おのけいです

※2024年8月17日 更新

はじめに

皆さん初めまして、おのけいです。

今年の秋より、3年間お世話になっていた職場を離れ、
ニューヨークにある芸術大学院へ進学することになりました。

1999年に生まれてから早25年。
人生って、本当に何があるかわからないです。

今回大学院進学が決まってから、
今後自分が経験することを何か形として記録しながらも、
何か皆さんにも共有できることがあればと思い、このnoteを始めました。

今回は、今までの自分の人生を振り返りながら
自分が大学院進学へ至ったのかの経緯を共有できればと思います。
また、今後のこのnoteの立て付けについても明確にしていければと思います。



1. 自己紹介と自分史

1-1. 幼少期は人が苦手

#人(心理学)への関心

名前は小野 啓人(おの けいと)で
小学生の時から、いつの間にか「おのけい」と呼ばれていました。

私は1999年に生まれ、
千葉県で人生の大半を過ごしました。
幼少期は内向的かつ新しい環境に馴染むのが苦手で、学校が嫌いで、
時々保健室から上履きのまま脱走したりして、よく怒られてました。

クラスでは流行の話題についていけず、
窓の外を眺めながら「なんで雲は浮いているんだろう」などと
物思いにふけることが多く、クラスの中でも浮いていたと思います。

疎外感を感じる中でよく思ったのが
「どうしたらクラスのみんなに馴染めるようになるのか」
その頃から、「人」に対して興味を持ち始めたんだと思います。

そんな中でも少しずつ環境に慣れ始めると、徐々に友人もできて、
でも昼休みの廊下の人混みが苦手だから、図書館で小説を読んだりして。
時には小説の続きを読みたいから続編を想像しながら勝手に書き進めたりと、
今思えばその頃から物語を作るのは好きだったのかもしれないです。


1-2. 中高とアメリカ留学と教育

#国際比較教育への関心

中高は引っ越しに伴い、地元の友達と同じ中学に通えなくなることから、
中学受験をして、千葉県にある中高一貫校に進学しました。

高校1年時にはアメリカに留学をし、そこで
アメリカと日本の教育の差に驚きと感銘を受けて、
「教育」という分野に興味を持ち始めることになりました。

帰国後はリベラルアーツ教育に興味を持ち、
アメリカのリベラルアーツ大学を第一志望に目指しましたが、
スタートダッシュに遅れたことや、色々な理由により途中で断念し、
国内のリベラルアーツ大学である国際基督教大学(ICU)に進学を決めました。

またその当時の中途半端に受験を断念したことについては、
その後の7年間の人生でずっとどこか引きづり続けることになりました。


1-3. 大学時代とICUでの多様性

#リベラルアーツ教育への関心

ICUは変な大学でした。
いい意味で、変な人がいっぱいいました。

横並びの競争社会ではなく、
多方向的に分散していく個人主義に自分自身
焦りや苦悩を感じたことはたくさんありましたが、すごくいい大学でした。

また、これまで「馴染めない」ことに
ずっとモヤモヤしていた自分にとって、
ICUは初めて心地の良い環境だなぁと思えた場所でした。

勉強面では心理学をメジャーにして
教育、経営学、国際関係学など様々な分野に関心を広げていきました。
専門性は身につけることはなかったですが、幅広い見識を得られたと思います。

その中で自分は、何か特化し他分野に興味があるわけではなく、
「人の成長」という包括的な分野に関心があると気がつきました。

だから「リベラルアーツ」という教育の枠組みに興味を持ったし
高校時代に感じた日米教育差についても、教育の違いにより形成される
人の価値観やアイデンティティの差に興味があるんだろうなと。

リベラルアーツでの学びは、
自分の中になかった見識を広げていくというきっかけを
与えてくれたと同時に、様々な価値観や分野に触れることで
自分のアイデンティティに向き合うきっかけをくれた環境でもありました。


1-4. 映像と自己アイデンティティ

#映像制作への関心

多様な価値観や学問に
触れる機会のあったICUですが、
その中でも、時折「自分は何をしているんだろう」
という無力感に同時に悩まされる日々でもありました。

「就活を見据えてスキルを持った方が良い」
その焦りから、色々なことに挑戦してみましたが、
プログラミングやコミュニティ活動などあまりうまくいかず。
一方で周りのみんなはインターンや起業など、凄そうなことをしていて。

当時は時々みんなで集まる時に、
「最近何してるの?」と聞かれることが一番怖かったです。

それでも、色々なタイミングが重なり
最終的に「興味のある映像制作を極めよう」と
思い立ってからは、とにかく映像制作に無心に取り組みました。

そして徐々に次第に大学の中でも「映像制作の人」
と認識され、徐々に自分の中での無力感から解放され始めました。


1-5. 本場のリベラルアーツと芸術

#芸術教育への関心

心理学を通じて人について勉強しながら、
課外活動では映像制作を行ったりと、学生生活を
謳歌していましたが、それでも高校時代に持っていた
海外大学への憧れと受験断念を払拭しきれていませんでした。

そのため、本場アメリカの
リベラルアーツ大学を経験したい想いから、
3年次にある交換留学で、アメリカのバージニア州にある
Washington and Lee Universityという大学に留学しました。

コロナの影響もあり半年しかいれなかったものの、
密度の濃い時間を過ごし、ICUと同じくらいその大学を好きになりました。

その中でも印象的だったのが写真の授業でした。
授業では、カメラの使い方などはもちろんのこと、
テクニカルなもの以上に「自身の価値観」について
自身が世界をどう捉えているのか?について問いかけられることが新鮮でした。

非言語を言語化するプロセスは非常に難しく
自分が写真を通じて誰に何をどう伝えたいのか?
なおかつプレゼンの際には表現した意図を言語化しなければいけない。

自分の中で今まで意識的に言語化したことのなかった
主観の世界「自分の世界の切り取り方」を明確化させることは
現代社会の科学・エビデンスを重宝する社会とは逆行しており、魅力的
でした。

また、個人的には
非言語かつ主観の世界を客観的に言語化する行為は、
芸術の世界だけではなく、汎用的なものなのではないのか?
ということを考え始めるきっかけにもなりました。


1-6. 経済社会とIT需要と芸術教育

#ITへの関心

芸術や映像、心理学の学びを深める一方で
経済社会ではITに対する需要が高いと思ったため、
卒業後の進路は、ITについて理解を深めることができる
歴史のある会社に進みたい
と思っていました。

また、大学在学時に挑戦した
機械学習への挫折を払拭したいという思いもありました。

入社後は様々な経験をさせていただきました。
特に開発の規模感の違いでの動き方の違いや、開発手法、
近年の技術動向やITの歴史変遷について、仕事を通じて次第に
ITへの理解と同時に苦手意識を払拭していくことができたと思います。

3年という貴重な機会を
いただくことができてとても感謝しています。


1-7. 人間の成長と教育とITと芸術

#人と教育への関心

ここまでの25年の人生を
振り返った時に、自分の人生で
追求していきたいことってなんだろう。

そのことについて考えて行った時に
あった1つが「人と教育の在り方について考える」でした。

幼少期から「人」に関心があったことや
中高大の生活を通じて関心を持った「教育システム」
社会に出て理解を深めていった社会構造とインフラ「IT」
これらの経験を通じて、「社会におけるこれからの教育」について
考えていきたい
というのが1つの人生の目的になりました。

そして、芸術には
これからの社会を前進させる
ポテンシャルがあると、今の私は感じたのです。


2. 芸術と映画とこれからの教育

#芸術教育への関心

話は少し飛びますが、
来週から進学する芸術大学院では
芸術修士課程(MFA)の映画プロデューサー科に進学します。

自分にとって海外大学院へ進学することは
大学受験の時から心の中に残り続けていた蟠りが
やっとなくなったので、嬉しさと安堵の両方を感じています。

まだ何を具体的に学ぶのか
ホームページ以上の情報がないため
あまり現時点で共有できることもないのですが、
進学先の大学は"Story Telling"をとても大事にしている学校なので、

自分が今までの人生で描いてきた
ストーリーとこれから思い描いている
ストーリーを照らし合わせていきたいと思います。

また、大学院での学びを通じて
将来社会に還元できるように日々
精進していければと思っているこの頃です。


さいごに

ここまで長々と書き連ねてしまいましたが
それぞれについて書き切れないことが沢山あったので
それについてはまた、別のタイミングで共有できたらと思います。

また、このnoteでは
大学院での学びや、NYに住むことで感じたことを
できるだけ思いのまま、つらつらと書き残していけたらと思っています。

正直ここから先の人生は
何が待ち受けているのか、
どのようになるのかも、全くわかっていないです。

その紆余曲折や
今後の成長過程を温かく
見守っていただければ幸いです。

今日も1日お疲れ様でした。
以上

おのけい

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