マガジンのカバー画像

街クラブのサッカー指導者(単品note用)

63
街クラブのサッカーの指導者の記事です。
運営しているクリエイター

2022年12月の記事一覧

股抜き練習方法

股抜き練習方法

股抜きの練習方法って何かネタあります?
そういうのって「本人のセンスだ」って、
そう思ってません?
僕もかつてはそんな風に思ってましたよ。
「あの、股抜きのタイミングって、
あれ、どうしてるんやろ?
絶妙のタイミングで通すよね」って。
勿論、たまたまのガチャはあり得るけど。
狙って出来るのか、どうか。

小学生にオススメと言っておきましょう。
それ以上の年代で必要なのかと言われたら、
それってちょ

もっとみる
やってはいけないプレー

やってはいけないプレー

序文皆様、こんにちは。
たまには真面目な話もしてみようかと思います。
論理的かつ図を使って、
分かりやすい説明が出来ればと思います。
最近、長文を書くことが減っていますので、
自分の論理的説明能力向上の為のトレーニングです。
それとnoteの機能のテストを兼ねております。
もし良ければ、ご一読下さい。

よろしくないプレーがあるさて、先日の試合。
選手がやってしまった失敗のお話です。
前提として、

もっとみる
育成とは?

育成とは?

普段は街クラブの中学生を担当している、僕。
育成に関わる話で、
僕の心に深く刻まれている話を一つ。

当時、所属していたクラブは、
スクール→ジュニア→ジュニアユース→ユースが揃う、
その界隈じゃ、それなりに有名な街クラブなんですよ。

で、そのクラブのジュニア年代は、
これまた日本では有名な、
最早、最強クラスと言って差し支えない、超強豪のチームという訳なんです。
マジ、強いですよ。ホント。

もっとみる
育成年代の均等出しの功罪

育成年代の均等出しの功罪

絶対正義の均等出し育成年代でのスポーツ全般において、
一般論も、補欠廃止論も、
理想は「均等出し」だそうで。

強硬に補欠廃止を訴え、
指導者を悪人と捉える、
補欠廃止原理主義者の方でも、
この世の絶対正義である様に、
「均等出し」を推奨する。

例えば、均等出しというのは、
50人のフィールドプレーヤーがいて、
(フィールドプレーヤーってのはGK以外ね)
Aランクの選手10人、
Bランクの選手1

もっとみる
ドリブル・パス・サッカー?

ドリブル・パス・サッカー?

まず個人的なお話から。
僕はバルセロナのソシオです。
子どもの頃にロマーリオがいた頃から、
好きだったんですよ。クライフが監督で。
僕の小学生のコーチがバルセロナが好きで。
ビデオを借りて観ていたんです。

で、ずっと好きで、
大学を卒業して、ちょっと住んでまして。
バルセロナに住むのが夢だったので。
当時は指導者になんて、
どうやったら成れるのかも分からずで。

で、まあ色々とあって、
とある街

もっとみる
サッカーの本質

サッカーの本質

きっかけ

先日、YouTubeで面白い動画を発見しました。

古い映像で申し訳ないのですが、それは元プロ野球選手の山本昌さんと今をトキメク大谷翔平さんとの対談動画です。その中で面白い企画がありました。番組内の企画で「野球とは◯◯なスポーツ」の◯◯を埋めろという話が出ました。大谷翔平さんは“僕まだ21(歳・当時)なので・・・あの・・・そんな悟った様な感じはアレですけども・・・なんですかね・・・凄い

もっとみる
教科書に載っていない育成方法

教科書に載っていない育成方法

街クラブのピーキーな育成方法を紹介です。

その内の一つ。
あまり有名では無いヤツでしょうか。
関西じゃ滅多に見かけないでしょう。
部分的には存在しているけど、
全部を振り切ってるチームは余り無い。
今は少し増えていますけど。
育成年代の出典は関西の筈だけど、
イラチの関西人には合わない(笑)

サッカークリニックで、
イワタニとかワタナベという人が出た時だけ、
言語化というか、文章化されています

もっとみる
餃子の王将の料理人

餃子の王将の料理人

実家のすぐ側に「餃子の王将」がある。
そこの店長はずっと変わらない。
ウチの親父とも顔馴染みだ。
結構、好きで、幼少の頃からご贔屓です。

で、僕はここ10年間、
サッカーの指導者をするにあたって、
あの店の社員をイメージしている。

僕は「餃子の王将」の調理人だ。

扱う素材は、以下の通り。
普通の米に、普通の人参に、
普通の玉葱に、普通の海老に、
普通の卵と、普通の焼豚です。

それを上手いこ

もっとみる
街クラブのポジショナルプレー

街クラブのポジショナルプレー

冒頭、まず説明を。

僕の所属する街クラブというのは、
プロの下部組織(目的はプロ養成)ではなく、
民営のサッカークラブです。
基本的には会員から会費を貰って、
専任の指導者を雇い、
良い環境を用意して、
会員にそれなりに良いサッカー体験をして、
更に貰おうというのが、我々、街クラブ。

ボランティアを中心にしたスポーツ少年団、
一般的に一番身近であるのは学校の部活、
というものとは少し違います。

もっとみる
プロになる方法を教えよう。

プロになる方法を教えよう。

チームの約束事

とある街クラブのジュニアユースの話。
入団すると、最初に教わる事がある。

「大声を出す」
「球際・競り合いで勝つ」
「前から100%で追う」
「インターセプト且つ裏を取られない」
これらの事を大事にしよう。
そう教わるのです。

多分、コレって、
サッカーの基本の一部だし、
非常に簡素な約束事でしょう。

組織戦術的な面で言えば、
「前から100%で追う」しかない。
しかも恐ら

もっとみる
Be Happy

Be Happy

僕のサッカー指導者感に最も影響を与えた動画があります。
今でも僕のベースになっている映像です。
今回はそれを紹介します。
普段、僕が「ゆっくり」とか「歩く様に」なんて言っているのは、
ズバリこういうことなんです。

僕が勝手に「これぞ、バルセロナの本質で、僕はこれをやりたいんです!」と、
今でも主張している動画です。
まあ、実際に、現場でやって来て、
日本人らしいアレンジも加えて、
進化させて来れ

もっとみる
ビルドアップのケーススタディ

ビルドアップのケーススタディ


序文

こんにちは。
今回は真面目なサッカーの話です。
実際に指導者の皆様に具体例を提示します。

幾つかの具体例を出します。

そして、その具体例を示すにあたって、
最も重要なことは、
ここでは私の嫌いな「机上の空論」を排除している点です。

今回、実際に紹介している例は、
実際に僕が現場で、更には中学生に指導していて、
公式戦で実際に行った具体例のみになっています。

自分の力の無さ故に、

もっとみる
野性と科学の融合

野性と科学の融合

科学を学んだが故に、野性を軽視する、
そんな分析や解析が増えているらしいようです。

それに影響されてか、
理屈を重点的に教える指導者も増えていると。
教えている事は最先端の最新鋭だそうです。

それは、勿論、正しい。
理屈として、理論として、正しいでしょうね。

でも、本物の理想とは、
野性を磨いて、科学を教えて、
野性と科学の融合ではないでしょうか。

メッシは1対3も仕掛けるじゃないですか。

もっとみる