呼吸に関する3つのポイント: ゲンキの時間より
皆さん、こんにちは。
社会人ラグビーチームと大学野球1部リーグのチームでコンディショニングコーチをしている寺田です。
少し前にも紹介した日曜朝の『ゲンキの時間』
私の様に継続して見ている方はいらっしゃるでしょうか?
テーマは呼吸
先日、2週間前の日曜日の放送を見たのですが、
これも私好みの良い内容でした(笑)。
そのテーマは『呼吸』について。
番組では
『呼吸が浅くなると身体の細胞に酸素が行き渡らず、様々な不調を引き起こしてしまう』
と言う事が専門家の方の説明のもとで紹介されていたのですが、
特に私が良いなぁと思った点が3つありました。
その1. 呼吸で入れ替わらない空気
何らかの理由で呼吸が浅くなると、吸い込む空気の量が少なくなるのは容易にイメージできますよね?
そして、口から吸った空気は気管を通って肺に行くので、何割かは気管に残ったままになるのも何となくイメージできると思います(吸った空気が全部肺にいくなら気管は真空になります)。
という事は元々呼吸が浅くてあんまり空気が入っていないのに、
その内のいくらかは気管に残ってしまうという事です。
何となく良くない感じがしますよね。
それがしっかり息を吸う事と吐く事が大切だという一つ目の理由でもあります。
2. 鼻呼吸の大切さ
『扁桃腺のオペ後に意識した事』というnoteにも書きましたが、私は普段できるだけ鼻呼吸を意識しています。
それは何故かというと口呼吸では(番組でも紹介されていた)
・口が乾き雑菌が繁殖する
・浅い呼吸になる
に加えて
・呼吸の為の筋肉を無駄に使ってしまう
という事が起こるからです。
詳しい筋肉の名前はややこしいので省きますが、人間の体は息を吸う筋肉の方が息を吐く筋肉より多くできていて(息が吸えないと死んでしまうので理には叶っているのですが)、
口呼吸をすると息を吸う筋肉がたくさん使われます。
そして、1日2万回も人は呼吸をするので、それだけ多く使われるという事です。。。
これも何となく良くない感じがしますよね?
息を吸う筋肉ばっかり鍛えているのと同じなので息を吐きにくくなり、
息が吐けないから呼吸が浅くなり、
吸う筋肉が鍛えられる。。。
という悪循環にも繋がります。
番組内でも筧さんがポロっと言ってましたが(たぶん)、
息を吸うにはしっかり吐かないといけないので、
しっかり息を吐く様にしましょう。
3. 4.4.8呼吸法
最後は番組内で紹介されていた呼吸法ですが、
4秒吸って
4秒止めて
8秒で吐く
というもの。
この4秒止めるという所と8秒吐くという所がとても良いポイントだと思います。
まず4秒息を止める事で身体の中で酸素が消費され、二酸化炭素が身体の中で増えるので、
次に息を吸う時にしっかり吸う様になります。
そして、8秒で吐くのでしっかり息を吐く事が強調されて、
結果として息が吸えるようになる。
これは大事なポイントなので是非やってみて欲しいですね。
他にも姿勢の事とか酸素と二酸化炭素の事とかそれによるph値の事とか横隔膜の事とか、
色々書きたいことはあるのですが、
すでに長くなっているので今回はここまで!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
宜しければスキやフォローをお願い致します🤲
編集後記:
夜に4.4.8呼吸法をすると寝つきが良くなるので寝つきが悪い方はお試しを。
そして、寝ている時もできるだけ口は閉じて呼吸をしたいですね。
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