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"カプーア"という文字を見たら、すぐ行動を。

もう去年(2018年)のことだし、もはや気軽に観ることはできないので、「おすすめです」という話ができないのが申し訳ない。遅れてごめん。ただ、振り返って紹介したくなるほど人生にインパクトが与えられた展覧会ではあった。
アニッシュ・カプーアの作品を展示する展覧会「アニッシュ・カプーアin別府」<2018年10月6日(土)〜11月25日(日)>だ。文字通り、カプーアの作品を別府で展示しているんだけど、場所は美術館ではなく別府公園だった。

アニッシュ・カプーアのことを知ったのは1993年、熊本の美術予備校で浪人生だった頃のはずだ。H先生からその存在を知らされて、常設展示しているという福岡市美術館まで鑑賞に行った。浪人生のはずなのに。その当時、高校の同級生の中には、大学に入って自動車免許を取って、自分の車を持っているのもいて、ちょっと福岡まで連れて行ってもらったのだった。福岡市美術館の所蔵作品は3月にリニューアルオープンしたらぜひ目の当たりにしてほしいんだけど、まあそれでもなかなかの迫力だ。

ただこの別府の作品は、すごい迫力だった…迫力というのも100%言いえてないんだけど。カプーアの作品の背景みたいなことコンセプトやメッセージみたいなことは、検索したりすると色々出てくると思うので、興味がある人はそちらで。私が言えるのは、「マジで黒いか暗いかわからんくらいの”闇”があったんですよ」「それがまた本当に闇で、黒くて暗かったんです」「それにもう引き込まれてしまって」ということくらいだ。

どんな作品の有り様なのか、それを説明するだけで長文になりそうなので触れないけど、もし誰かがカプーアの作品に触れる機会があったら、積極であってほしい。彼の作品で体験できることは、おそらく他に似たものがない。つまりカプーアの作品で得られる体験は唯一無二のものではないかと思うし、それは体験した方がいいものだと思う。芸術ってすごいなーと改めて感じた、ありがたい展覧会だった。

ちなみに、ランチで行った「六盛 北浜店」は美味しかった。牛めし(350円)はサイドメニューながら印象残る一品。

もう一つ、別府駅から海の方に歩いてすぐのところにある「駅前高等温泉」も一度は体験してもらいたい温泉の一つ。「これぞ別府温泉」なのかどうかは検討の余地ありだけど、得難い体験になるんじゃないかな。


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