『人工知能の時代にコーヒー焙煎家は必要か?』について
コーヒーカルチャー誌『Standart Japan - Issue 9』にエッセイを寄稿しました。
タイトルは、『人工知能の時代にコーヒー焙煎家は必要か?』。
デジタル化の流れの中で、コーヒー焙煎の世界にもプロファイル主義(温度などの各種データによる焙煎レシピを重視する立場)が目立つようになってきて、それはそのまま自動焙煎機・スマート焙煎機が多用される流れにつながっているように思います。
家庭用の焙煎機も進化して、アプリ経由で「プロの焙煎家のプロファイルを再現できる」というマシンが登場しています。(コーヒー抽出でも同じように「プロのバリスタの淹れ方を忠実に再現」というコーヒーメーカーが登場しています)
この流れは、いずれコーヒー焙煎家の仕事は人工知能を搭載した焙煎機に取って代わられるという未来を想像させます。
本当にそうなるのでしょうか?
僕は「コーヒー焙煎家はいなくならない」と考えています。
ただしその思いを、「職人技はすごいんだ!人工知能なんかに再現できるわけない!」などと大きな声で叫んだのでは、ただの感情論。
納得してもらえるように論じなければ、と思って書いたのが今回の文章です。
人間の「感覚」についての心理学やニーチェの哲学を参照して考えました。
焙煎家だけでなく、バリスタや料理人、クリエイターやアーティストなど、あらゆる職人的仕事・芸術的仕事をしている人にとって意味のある文章を書いたつもりです。
気合い入れて書いたので、ぜひ買って読んでください!
よろしくお願いします!
『Standart Japan』は、世界中のコーヒー愛好家に読まれているインディペンデント雑誌『STANDART』の日本版で、年に4回発行される季刊誌です。下のサイトから定期購入できるほか、サイトに記載されている全国のコーヒーショップや書店でも販売されています。
今回のIssue 9にも面白い記事が揃っています。
中身が気になる方は、下の紹介ページをご覧ください。
大山崎 COFFEE ROASTERSの店頭でも明日7月18日(木)から販売をスタートします。ご希望があれば取り置きもしますので、各種SNSやメールなど、なんでもよいのでご連絡ください。
いつかどこかで書きたかったこのテーマについて、寄稿の機会をくれた『Standart Japan』の室本さんと行武さんには本当に感謝です。
そして、今回の寄稿は編集長の室本さんが僕のnoteを読んでくれたことがきっかけで実現しました。書き続けるというは大事だなぁと実感。