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真実はいつもふたつみっつ!

一つ一つを確認するしかない。
一体どれが真実なのか?


少し前に夢の中の街の話を書いたが、今回の場合それとはまた少し違う。
先日起きたことを順を追って説明したい。

まず部屋の蛍光灯が切れたため買いに出た。
ダイソーのものでいいだろうと考えていたが残念ながら売り切れ。
別のダイソーや他の100円ショップなどを見つつ一応ヤマダ電機なんかにも寄ってはみたが、もうその頃にはすっかり酔っ払っていて「ちっ!冷えた飲み物ジュースしかないのかよ!」と憤怒しながら店を出た。

俺の頭の中にはすでに蛍光灯のことなんてなかった(笑)

そして酒と大量の手羽先を買って帰宅。
早速手羽先を調理して子供達と食べた。
ゲームをやりつつノンビリと明日の仕事を準備していたら、気がつけば午前4時。ようやく布団に入る。

あっという間に睡魔に襲われてすぐに夢の中。
この夢ははっきりと覚えている。

嫁に浣腸をされて、なぜか外の標識の棒部分に手錠で後ろ手に拘束されたのだ(笑)

余談になるが嫁は浣腸の達人だ。
変なプレイとかではなく、腸内洗浄として毎日使用している。
洗面所の歯ブラシの横に普通に浣腸器が立っていて、子供らももう当たり前のようにそれを見てるし、便秘が続くと子供らもその餌食になる。

俺はその浣腸が滅法苦手。
手術前とかにも浣腸されたりするけれど「5分我慢して」と言われても出るもんは出る。
当時まだ二十歳前後だったが、看護婦さんに浣腸されてすぐに「もうダメだ!」と便座に座ろうとしたら「まだダメ!」と両腕をつかまれ座らせてくれなかった。

あまりの悪寒と苦しさと刺激にフルチンのまま脳が混乱し、恥ずかしい話だがナニが元気になってしまい「あー!あー!あー!!」と叫んでいた。
そして「何を元気にしてんのよ!(笑)」と笑いながら指でナニを弾かれ、射精はしていないはずなのに白い物をダラダラと床に垂らしてしまった事がある。

半べそをかきながら腕をはらい、慌てて便座に座って看護婦さんが見ている前で即脱糞。
出ている最中にも「まだダメまだダメ!」と止めようとする鬼のような看護婦。
「頼むから出ていってぇ!」と恐らく真っ赤な顔をしていた俺。思い出すだけでも赤面するくらいの俺のトラウマ。

その上その看護婦は「どのくらい出たか確認しますね」と言いやがった・・・。何という屈辱。
浣腸が苦手になるのも納得いただけたであろう。精神的にも身体的にも苦手。

その浣腸をして外で拘束とかどんな罰ゲームだ。

「手錠外してくれ!せめてジーンズとパンツを脱がせてくれ!早く!」と叫びながら「夢なら覚めてくれ!」と願っていた。
そして目が覚めた。本当に夢だった。

ただ猛烈な便意に襲われていたのは本当のことで、大慌てでトイレに駆け込んだ。下痢も下痢。大下痢。

これが午前5時過ぎの出来事。
異常なほど体力を消耗して、またすぐに眠りに落ちた。
問題はここからだ。


目が覚めて俺はこの夢の事を嫁に話した。
「お前夢の中でなんてことしてくれるのよ(笑)」と。
「ふぅん」と生返事をされて「まだ早いからもう少し寝たら?」と言われた。これが午前6時半過ぎか。

嫁は娘のスキー板を見に行かなければならない事を告げ、準備して車で出ていった。新しいのが必要なのだそうだ。
程なくして嫁から電話が着て「家出てすぐ横から車来たから避けたら結構な勢いで塀にぶつけちゃったわ・・・どうしよう?」と言われた。

すぐそこだというので着替えて様子を見に行こうとしたら、レッカーで車が運ばれてきた。
なぜかフロントガラス以外の窓が割れ、どんなぶつけ方したんだ?!と驚いていると「レッカー代4万です」と告げられた。
手で押して戻れるような距離で「たっか!」と叫びながら・・・俺は目を覚ました。

どうやら俺は目が覚めた夢を見ていたようなのだ。

「事故は??」と思わず声を出す。
子供らの朝食を準備しながら「事故??」という嫁の反応で夢だったのだと気がついて少し安堵した。

今見たややこしい夢の話や子供らの朝食の話をしながら、ふと自転車の鍵を昨日鍵入れに戻したかどうかが気になった。
鍵は無事あったのだけれど、よく見ると財布がない!ヤバい!

昨日手羽先買った時にはあった。
現金しか使えないので渋々財布から現金を出したのだ。
大慌てでそこら中を探し回っている時に、子供らが「いってきまーす」と学校へ向かう。
「あぁいってらっしゃい」と言いつつ、テーブルやら服のポケットやらをほじくり返しまくる。ないないない!財布がない!

ハァハァと動機が激しくなってきた頃、子供らの「いってきまーす」という声が聞こえた。

ん?
お前らさっき学校行ったろ?いってきまーすって。

なんとこれまでもが夢だった!
俺は目が覚める夢を見た夢を見ていたのだ。

「うーわ・・」と声を出しながら頭をかく。
財布を調べる。無事だ。鍵も一応調べるときちんとあった。

「目覚める夢を見た夢見てたわ」と嫁に説明するとなんのことやらという顔をする嫁。
「お前さっき夢の中で天かす丼作って子供らに食べさせてたんだよ」と言うと不思議そうな顔をしてこちらを見る。

「何言ってんの。あんたに作り方聞いたでしょ」

はぁ?
だからそれはさっき見た夢の話だろ。
え?あれ?

「作り方教えながらお前に浣腸された夢見たって言ったよな?」
「言ってない」え?

「着替えて朝早く家出たよな?」
「出たよ」
「スキー板見に行くって・・・」
「これから夏ですけど」あれ???

ただのゴミ捨てだった。
でも俺は確かに見た。その姿を。

もう一体どれが本当なんだ!真実は何なんだ!

整理して考えると・・・・
目が覚める夢を見ながら目を覚まし、
朝食の話をしながらまた寝てしまい、
朝学校へ子供らを送り出す夢を見た。
そのどこかで一瞬だけ目を覚まして嫁がゴミ捨てに出かけるのを確認し、事故と財布をなくす夢を見たのか?

考えれば考えるほど気持ち悪くなる。
一つだけ確実に言えるのは、俺は昨日飲みすぎた。


嫁に言ったこと言ってないことを全て確認した。
確認して全てを話した。
話をしている最中、もう一つだけ見た夢を思い出してそれも話す。
そういやチンコでかくなってワーイってやってた夢も見たわ(笑)

そう言うと「でしょうね」と返事をする嫁。

思わず「え?!」と叫び声を上げて両手で股間を押さえて確認すると、いつも見慣れた小さく可愛いチンチンが股間に付いていた。
なんだよガッカリさせやがって。

「あんた布団蹴っ飛ばして大の字ででっかいテント張ってたよ。子供らみんなそれ見ながら学校行ったんだから。恥ずかしいったらありゃしない」

どれが真実なのかはもうわからない。
ただこれだけは夢であれと祈っている。



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