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爆速ブックレビュー:Slackデジタルシフト

本日2020年12月11日、武闘派CIOとして有名で、いまコープさっぽろのデジタル改革で注目を集めている長谷川秀樹さんの著書「Slackデジタルシフト」がamazonから届いたので早速仕事を放り投げて(嘘です)読み切ったので早速ブックレビューをしてみたいと思います。「本日2020年12月11日、武闘派CIOとして有名で、いまコープさっぽろのデジタル改革で注目を集めている長谷川秀樹さんの著書「Slackデジタルシフト」がamazonから届いたので早速仕事を放り投げて(嘘です)読み切ったので早速ブックレビューをしてみたいと思います。

ちなみに長谷川さんの話は昨年の「GYOMUハック/業務ハック Advent Calendar2019」に記事「ダマでやる」を書いてたくさんの人に読んでいただいたので、これもそこの記事にします。スミマセン3つも書いて・・・

新しいスタイルの三部構成

このほんはPart1からPart3までの三部構成でそれぞれ「Slackを使った新しい働き方のはなし」「実際に導入した会社の事例」「導入から応用までのハンズオン的なもの」といった構成になっています。・・・ちょっと珍しい構成になっていますが、3つがパッケージになっていてお得感もあります。基本はまだSlackをよく知らない人向けの内容となっていて、これを読んでSlackのビジネス的な価値を感じて、他社の事例で導入しようという勇気とノウハウをもらい、自分で入れてみる・使ってみる・・・・もしかしたらこの流れで最速導入する人も居るかもしれませんね。

Part1 概論と準備

実際に読んでみるとPart1はホント「目から鱗」な話が満載です。デジタルで会議と言えばZoomみたいなビデオ会議しか思いつきませんが、「会議」というものの本質を考えれば、形式が会議でなくても充分に会議の役目を果たす・・・確かに物事が伝わって決定事項が決まればそれは会議です。それがお互いの時間を拘束しないでできるのならまさにSlackは「会議ツール」です。今年はオンラインで働くことが急速に進んだ一年でしたが、これを読むとさらにもう一歩進むアイデアを知ることが出来ます。

ここはSlack以外のツールでも使える内容なので「俺は絶対Teamsだ!」という方でも読んで為になります。


Part2 事例とノウハウ

Part2は10社(団体)の導入事例です。導入事例と言えばどんな素晴らしい使い方をしてどんな成果を得られたか・・・といった内容が中心ですが(もちろんそういう内容もたくさん載っています)、このPart2の事例はどうやって経営層にアプローチしたか、利用を拡大したか・・・といったCIOとしての経験豊かな長谷川さんならではの視点の内容になっています。SOMPOシステムイノベーションズさんの会議時間削減の数字なんかはそのままパクれる貴重な情報です。ごちそうさまです!!事例の会社の構成も素晴らしく、SLack入れてなさそうな会社からベンチャーまでバランスよく掲載されているのもうれしいです。よく「あの会社だからできたんだよ」的な会社ばかり紹介されている事例も見かけますが、いちばん他社の事例を見たいのは「入れてくれなさそうな会社」の人達です。そのニーズをしっかりつかんでいます。

Part3 導入と使い方

ここからはHow To Slack導入のハンズオン編です。最初のプラン選択から順番に実際の画面サンプル付きで解説されています。この順番にやったらSlack導入して、チャンネル作って、実際のコミュニケーションをして、DM使って、カスタム絵文字使って、社外のメンバーを招待して、Slackbot設定して、アプリ連携する・・・・気が付けば・・・みたいになっています。実際にやらなくても見ていたらワクワクする内容です。


まとめ

今年のリモートワーク拡大でSlackをはじめとするコミュニケーションツールの利用は急速に拡大しました。コロナ禍は非常に厳しく矩史い状況ですがデジタル化としてはものすごいチャンスです。

Part2までは別のツールにも応用のきく話なのでみなさん一度くらいは目を通してみる事をお勧めします

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