見出し画像

書籍紹介: 自分を信じる力

こんにちわ!

社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。

今日は水曜日なので書籍の紹介。

元ラグビー日本代表で昨年、順天堂大学医学部に合格された福岡堅樹さんの著書です。

自分を信じる力
福岡堅樹著

画像1

異色の経歴

初めにも書きましたが、福岡さんは元ラグビー日本代表で元プロラグビー選手。

筑波大学2回生の時に日本代表に初めて召集され、2015年と2019年のワールドカップ、2016年のリオオリンピックにも7人制ラグビー日本代表として出場されています。

同時に子供のころから医師になりたいという夢ももっておられ、
筑波大学医学部の受験にも失敗されていたりしています。

結果、一浪して入った筑波大学のラグビーで現役を続けることを選択(医学部受験には失敗)されたので、
その後の大学ラグビーでの活躍、日本代表、オリンピックとつながっていくのですが、

本著を読んでいて感じたのは
『人生はどう転ぶかわからない』
というものでした。

その時々の結果としては医学部受験の失敗というのは『失敗』かもしれませんが、
現状から考えれば間違いなく『成功』

もちろん、それまでにご本人が勉強もラグビーもしっかり取り組んでこられた『努力』、
世間的な『失敗』も『成功』に変えてしまう『運』と『才能』をもっているからという事もあると思いますが、

自分で『失敗』も『成功』に変えて来たんだなぁと読んでいて感じました。

これは個人の情報発信の重要性が増している現在、よく言われることだったりもします。

失敗のストーリーを持つことで他人からも共感される
・平坦な道よりデコボコな道を歩んでいる方がストーリーとして面白くファンもできる

ただ、言うは易く行うは難しですよね。。。

誰でも失敗をした後や上手くいっていない時はキツいもの。
そこから立ち直っていく過程で強くはなるものの、キツいものはキツい。

それを『成功』にするには本人の努力が欠かせません。

間違いなく今の成功は本人の努力の賜物

それを外野が裏口入学だどうだというのは個人的には全く何を言っているんだと思ってしまいますが…、それはまた別のお話。。。

自分の限界を伸ばす

本著で特に印象に残ったのが日本代表のトレーニングで感じた自分の限界を伸ばす方法

2015年のワールドカップで日本代表を率いた前ラグビー日本代表監督のエディー ジョーンズ氏は世界一のハードトレーニングを選手にかし、
徹底的なトレーニングと休養の管理で選手とスタッフの意識を変え、
『世紀の番狂わせ』といわれた南アフリカ戦での勝利に繋がっていくのですが、

やっぱり練習はかなりきつかった様です。。。

福岡さんは自分の長所が一瞬の瞬発力や爆発力とする反面、短所は持久力だったそうで、

・100%をだしてしまうとその後の練習が出来なくなってしまう
・100%を出すとその後のプレーでしばらく使えなくなってしまう

事などから常に80-90%の力でやっていたそう。

しかし、それを鬼のエディー監督に見透かされてしまい、かなりひどく怒られてしまう。。。

結果、練習でも100%を出すようになり、少しずつ100%を出しても動けなくなるという事が無くなってきた。

そして、自分のキャパシティーが上がってきた事を実感した!というエピソードが書かれていました。

これは仕事でも同じ部分がありますよね。

『これぐらいで良い』でずっといると(それが例え日本代表クラスでも)、
それ以上(世界トップクラス)にはなれないという事。

100%を出さないといけない場面ではしっかり100%を出す事で、
自分の限界が上がって、次のレベルにいける様になると感じました。

読んでいて『今、それが自分にできるか?やっているか?』という問いには
正直な所、自信をもって『YES』と答えられなかったですが、
そこは改善していかないといけない部分です。。。

まとめ

今回は元ラグビー日本代表で、順天堂医学部に合格された福岡堅樹さんの著書を紹介しました。

スポーツ選手の著書は比較的、感覚とか感想、こんな事があったという部分が多い印象だったのですが、

本著は『こうだからこうする・こうした』という様に書かれていて、しっかり自分の事や周りの状況を分析して行動されてきた事を感じる内容でした。

ラグビー好きな方や文武両道について知りたい方にオススメです!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪

宜しければスキやフォローをお願い致します🤲

編集後記:

少しずつ夏に向けてまた体重をコントロールし始めています♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?