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どっちが良い?とても硬い身体vsとても柔らかい身体

こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドSCコーチをしているKeithです。

このnoteでは
スポーツ現場で働きたい学生/ 専門家
・スポーツ現場で働いている専門家

の方に価値を届けられる様に記事を書いています。

先日、あるアメリカ人S&Cコーチの方々の対談で出てきた話題で
・身体がめっちゃ硬いアスリートと身体がめっちゃ柔らかいアスリートではどちらの方が良いか?
というものがあったのですが、
その内容や私が感じた事を
今日はつらつらと書いていきたいと思います。


とても柔らかい事の弊害

結論から書いていくと、
その対談では
『柔らかすぎる(Too Flexible)、緩い(Loose)アスリート』は
ケガをしやすい傾向にあったりするので、
柔らかすぎるよりは、硬すぎる方が良い (マシ)
というものでした。

例えば
・間接が緩いので動きが安定せず、動き過ぎてしまう
・間接が緩い所で代償してしまい、ある動きが出来ていないのにできる様に見えてしまい評価が正しくされない事がある
・身体を固めないといけない時(コンタクト時など)に上手く固める事ができない
などが身体が緩い(柔らかすぎる)と起こる弊害として上げられていましたね。

また、元々関節が緩い場合にそれを適正な硬さにする戦略自体が少ないというのも上げられていたのですが、
逆に身体が硬い場合に取れる戦略が多い事も柔らかすぎるよりは硬すぎる方が良いとなった理由でした。

それぞれが取れる戦略

すでに書いた様に身体が柔らかすぎる場合に取れる戦略というのは限られているのですが、私が思いつくものは
筋力トレーニングなどで関節の周りを補強する事
・正しい動きを身体に覚えさせる事

この2つです。

関節が緩いとそれだけ動く幅が増え過ぎてしまう事に繋がるので、
関節の動きをできるだけコントロールできる様にする為の戦略ですね。

逆に身体が硬い時は出来ることが色々とあります。
・呼吸のエクササイズ
・色々なストレッチ
・マッサージ
・可動域をフルにつかったトレーニング
などなど。

また、スプリンターなどトップアスリートの中には身体が硬い選手も沢山いて、そもそもそこまで柔らかくする必要が無い選手もいたりします。

もちろん、競技特性などにもよりますが、
『身体が硬いままでも良い場合もある』
というのも柔らかすぎるよりも硬すぎる方が良いと言われる理由の一つになっています。

まとめ

今回は
柔らかすぎるのと硬すぎるのはどちらが良いのか?
という事についてつらつらと書いてきましたが、
如何だったでしょうか?

もちろん、身体に適度な柔軟性があり、上手く身体を使えるのが一番ではありますが、選手の身体は人それぞれ。
中には柔らかすぎる選手もいれば、硬すぎる選手もいる事と思います。

始めの評価の時に選手の身体がどんなタイプなのかをしっかり把握する事で、怪我を防いだり、パフォーマンスを上げる為にできる事も変わってくる事もあるので、
今回の記事が参考になれば幸いです♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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編集後記:
明日から合宿です!朝6時からセッションを予定しているので、キツイ合宿になりますが、スタッフも頑張ります。。。

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