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書籍紹介: プロフェッショナルの条件

こんにちわ!

社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。

今日は水曜日なので書籍の紹介。

専門家にも大切な『マネジメント』の大家,ドラッカーの著書です。
たまにはこんな本も読まないとですね(笑)。

プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか
P.F. ドラッカー著、上田惇生編訳

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何故、専門書以外を読まないといけないか

本著の内容を紹介する前に、私が何故こういった本を選んで読んでいるのか?
という事について書いていきたいと思いますが、一番初めのキッカケは

前職での『チーフトレーナー』としての経験でした。

なので、少し昔話にお付き合いください。

日本に帰国した10年前。
私はATCを取り、大学院もアメリカで出て、レッドソックスのマイナーリーグでインターンをして、『自信満々』の状態でした(笑)。

そして、ベンチャー企業の2店舗目の立ち上げスタッフとして採用され、
新店舗の『チーフトレーナー』となりました。

しかし、ついこの間まで『一人の専門家』としてしか働いたことが無い
『学校を出たばかりの自信だけは満々の若者』
が、
自分よりも年齢が上のトレーナースタッフを指導したり、
他の部門のスタッフと連携して、店舗としても部門としても結果を出す
っというのは、なかなか難しく。

指導してくれるスタッフもいるものの、それだけではどうにもならず。
あまり上手くはいかなかったんですね。

なので、フィットネスクラブのビジネス勉強会に自費でいったり、講師の方のブログなどを読みながら、

自分は何からしないといけないのか?

という事を調べていました。

結果的には今のチームで仕事のオファーがあり、
店舗スタッフのマネジメントや数字で結果を出すという部分はやりきれなかったのですが、
その時に気づいたのが専門書以外のビジネス本や自己啓発書を読むことの大切さでした。

結局、専門力を活かしてビジネスの世界で結果を出すためにはビジネスの世界について勉強をしないといけないという事。

そこに目を向けず、専門力を上げる事だけに注力するのはある種の逃げになっていると今は思います。

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いかに成果を上げるか

本著では副題にもある様に『いかに成果を上げるか』という事について、
とても分かりやすく書かれているのですが、特に印象的だったのが、

専門力があるという事は成果を出せるという事にはならない
専門力は成果の限界を決めるものだ

という前半にあった部分。これは本当にその通り。

前職時代の私の様に『専門力』はあるけど、結果は個人としても店舗としても、そこまで出せない。

というのが良い例ですね。。。

また、専門家が高い専門性を発揮するにはマネジメントされないといけない、マネジメント力や責任が必要というのも印象的でしたね。

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医療やヘルスケアの世界で言われるInterdisciplinary Practice (学際的な仕事)などは正に『関わる多くの専門家が高い専門性』を発揮するための仕掛け

Interdisciplinary Practice がコーチ、メディカルトレーナー、S&Cコーチ、栄養士、アナリストなど様々な専門家が働くスポーツチームでの仕事にも必要なのは容易にイメージできますね。

まったく同じ事例はもちろん出ては来ませんが、
紹介される事例を自分の現場に置きかえて読んでみると答えが出てくるかもしれません。

まとめ

成果を出すための考え方や行動について沢山の事が学べる本著。

ドラッカーの本にしてはかなり読みやすい本になっているのもあり、
かなりページの角に折り目をつける事となりました♪

ビジネス系の本をあまり読んだことが無い方にも比較的読みやすい本著。

ぜひ、チェックしてみてください!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪

宜しければスキやフォローをお願い致します🤲

編集後記:

どんどん暖かくなってきたので、コートの下は半そでです(笑)。

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