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書籍紹介: 僕はイエローでホワイトで、 ちょっとブルー2

こんにちわ!

社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。

今日は水曜日なので書籍の紹介。

以前、前作を読んでかなり面白かった本の続編です。

僕はイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー2 
ブレイディみかこ著

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かなり面白かった前作

昨年9月に発売されていたものの、読んでいなかった本著。
今回、ふと思い出したタイミングで購入して、
一瞬で読み終わりました笑。

前作も読んでいて、もう一つのnoteアカウントでも紹介をしていたのですが、かなり面白かったです。

前作を紹介する時にも書いたのですが、

私は比較的『重くて、シリアスなテーマ』を『軽やかで爽やか』に読ませつつも、考えさせるものが好物で、
今回紹介する2も、前作も正にそんな内容になっています。

変わりゆく人間関係と街並み

前作よりも時が経っている事もあって、著者の息子さんは成長しているのですが、

それと同時に友達との関係も少しずつ変わってきたり、
街の様子も変わってきたり、
息子さん自身も少しずつ変わっていく様子が描かれているのですが、

それが『英国社会のリアル』、先週紹介した本が見せている様な
『素敵なイギリス生活』
だけでない部分を見事に表しています。

例えば

移民の人が家の周りに表れて鉄がついたゴミを集めている事

・以前はいなかった中流階級の人が街にだんだんと多くなっている事

など。
どちらもヨーロッパや英国のリアルを表しています。

『自分の様になるな』

ただ、個人的に一番印象に残ったのは

息子さんが数学のテストで良くない点数を取った時、
著者の旦那さんがその点数に怒り

もっと勉強しないと俺みたいになってしまう。俺みたいになるな!

という事を言う場面。

それを著者も子供の頃、お父さんに言われていたようで

『あんたの様になろうが、なるまいが、私の勝手だボケ!』

と著者が思っている部分には笑ってしまったのですが(笑)、

そう言われた息子は

『お父さんがそう思っている(自分はダメだから、息子には自分の様になって欲しくない)のが悲しいし、そういう事を言わせてしまったのも悲しい』

という場面があるのですが、
これには心を打たれました。。。

親としては子供に成功して欲しい、自分みたいにはなって欲しくないという事を言っているのだけれど、
息子としては親が自分の事を卑下して言っている事が悲しい。。。

優しい良い子だなぁ~と3人の子供をもつ親として思いました(笑)。

まとめ

前作に負けず劣らず面白い本著。

コロナウイルスが流行る前の英国のリアルを爽やかに軽やかに読める著書になっているので、

ぜひチェックしてみてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪

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編集後記:

次回は本でなく、論文を紹介しようかと思っています♪

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