温泉ってダイエットにいいってホント!?
こんにちは。パーソナルトレーナーの助政桂多です。
皆さんは少しでも楽して痩せたいって思ったことはありませんか。
パーソナルトレーナーの私だってそう思う事はあります。
原理原則はトレーニングや食事、休養の3つをすべてコントロールしてダイエットすることが必須ですが、一時的に基礎代謝を上げてダイエット効果を上げる方法が温泉に入ることで可能です。
温泉の効能や正しい入り方などお話していきます。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。一人でも多くの方にこの記事がお役に立つことを願っております。
1、温泉とは
そもそも温泉の定義はご存知でしょうか。
日本では、温泉は「温泉法」という法律によって次のように定められています。
1、源泉温度が25℃以上であること。
2、「リチウムイオン」「水素イオン」「沃素イオン」「フッ素イオン」「メタけい素」「重炭酸そうだ」など19の特定の成分が1つ以上規定値に達しているもの。
したがって、地中からゆう出した時の温度が、25℃以上あれば温泉となり、また25℃未満であっても物質(19項目のうちいずれかひとつ以上)が規定量含まれていれば、温泉となります。
みなさんがイメージする暖かくて効能がたっぷり入っているお湯、といったようなものとはかけ離れていますよね。
最近では掘削技術が向上して、都心でも地中深く掘り進めれば温泉が湧いてきます。
どんどん温泉も身近な存在になってきて嬉しいですね。
また湧出口(源泉)での温度によって、4つに分類されます。
冷鉱泉25℃未満
低温泉25~34℃未満
温泉4~42℃未満
高温泉42℃以上
入浴で最も気持ちよく感じる温度が40〜42℃と言われているため、加熱や加水などをしてほとんどの温泉施設はこの温度に設定されています。
また、源泉の温度が高いほど、成分が多く溶けていて効能も高いと言われています。
わかりやすく例えると、お湯が熱いと砂糖や塩が液体に溶け込みやすいと似た原理です。
この他、浸透圧や水素イオン濃度「ph値」、「泉質」などによって分類されます。
温泉自体、現在では健康と結びつけられるため、予防医学として町ぐるみで温泉を健康増進や療養に積極的に利用している地域もあります。
2、温泉がダイエットに良い理由とは
毎年「今年こそは痩せるぞ」と心に誓いながら、何度も行動に移せなかったり、初めてはみたけどすぐに挫折してしまったという方は少なくないと思います。
ダイエット然りすべてのことに当てはまりますが、何かを達成したり習得するには継続することが最も大切です。
様々なダイエット方法がネット上に飛び交っていますが、どんなダイエットでもある程度の期間続けなくては、効果や成果は現れません。
決して楽して痩せることはできませんが、トレーニングや食事、休養を改善して体質を変えていく事が一番の近道です。
ですが、一時的に代謝を上げてカロリー消費(ダイエット)をする方法はあります。
それが温泉です。
継続して温泉に入ることで、ダイエット効果を手軽に得ることができます。
原理はこうです。
基礎代謝とはリラックスした状態で椅子などに座って何もしないでも消費するカロリーのことです。
基礎代謝が上がれば消費できるエネルギーが多くなるので食べたり飲んだりしたものをより多く消費できるようになります。
いわゆる好きなものを食べても太りにくい体質に変えることができるということです。
例えば筋トレをして筋肉量をアップさせたり、スポーツやジョギングをして基礎代謝を上げることができれば、叶えることができます。
ただし、こちらも継続することが前提ですね。
イメージとしては基礎代謝のいい人は燃費の悪い車です。
つまり燃費が良い車に比べてガゾリン(エネルギー)を多く使うので、同じ活動量でも多くのガソリン(エネルギー)を必要とします。
これで、基礎代謝が高い人=太りにくい人とイメージできたのではないでしょうか。
話を戻すと、温泉にはこの基礎代謝を上げる効果があると言われています。
それは温泉成分が皮膚や呼吸によって体内に入り、血行を良くして体温が上がるからです。
体温が上がれば代謝が良くなります。
普通のお湯と温泉の違いは入浴後も皮膚に温泉成分が残って効果が続くことです。
効果が続けば体温は下りづらくなります。
なので、温泉に入浴後はシャワーで体を洗い流さない方がいいのです。
このように温泉には体温を上げて基礎代謝を上げる効果があるのですね。
温泉がダイエットに良い理由とはこのことからいえます。
3、温泉の正しい入り方
入浴の基本は、しっかり温泉につかって体を芯から温めることです。
これだけでもダイエット効果を期待することができます。
また、温泉に入る前はまず水分補給からしましょう。
十分な水分補給をする事で、血の巡りが良くなり、老廃物と一緒に汗を沢山流すことが出来ます。
また、のぼせ防止にもなるので、入浴をする上でとても重要になります。
次におすすめな入浴の仕方をお教えします。
入浴する前にまずは体を綺麗に流しましょう。
その後いきなり温泉に入るのはタブーです。
温泉施設の入り口付近にある「かけ湯」をたっぷりとかけましょう。
徐々にお湯の温度に慣らすようにかけ湯をして、体温をゆっくり上昇させることで、毛細血管を広げて血流を良くして代謝を上げていきます。
その後は30分ほどかけて、次のように入浴します。
数分肩までお湯に浸かり体が温まったら、温泉から出て水分補給をしながら湯冷めしない程度に数分休憩する。
再度入浴して数分浸かり、温泉から出て水分補給して数分休憩する。これを3〜4回繰り返す。
一つ注意点として、熱めのお湯の場合は体への負担が大きくなるので、のぼせや気分が悪くなるようでしたら、躊躇することなく中断するようにしましょう。
また、温泉がダイエットに良いという理由に、全身浴の場合カロリー消費が高いと言われています。
わずか10分の入浴で約80キロカロリーの消費が期待されています。
体重50Kgの人が2Kmのランニングで約100キロカロリーですので、その効果の高さが伺えるのではないでしょうか。
疲労回復効果もある温泉の入浴で、基礎代謝を上げて消費カロリーも稼げるとなれば、入らない理由はないですね。
この一石二鳥の温泉が家の近くにある方は、定期的にメンテナンスを兼ねて通ってみましょう。
その際は、ぜひ水分と休憩を小まめに取りながら温泉ダイエットをお楽しみましょう!
4、最後に
『温泉ってダイエットにいいってホント!?』はいかがでしたでしょうか。
今からの時期、特に温泉に入りたくなりますよね。
温泉につかり効能や基礎代謝をあげることで、心身ともに癒やされて、ダイエットにも良いとわかった今、ぜひ近くの温泉に入浴しに行ってみてください。
もし近くに温泉がなかったり、旅行に行く機会がなくても、お風呂につかるだけでも翌日の疲れの取れ方が違います。
いつもシャワーだけという方は毎日でなくても、お風呂につかる日を増やしてみましょう。
この記事が参考になれば大変うれしく思います。
今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
Instagramも頑張っていますので、ぜひ御覧ください。
TRAINER'S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店で
オーナー兼トレーナーをしています。ホームページはこちら。
パーソナルトレーナー
助政桂多
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?