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海外挑戦は成田行きのチケットを検索して、第二新卒 求人で調べて、荷物をまとめてからが勝負

自分だけが苦労しているかのように思える瞬間はみんなにもあるのだろうか。

僕は1人でなんでもできるタイプ
1人で見知らぬバーに行ったことがあるし、カウンターの寿司屋に行ったこともある。
だから1人でドイツに行くなんて余裕でしょと思っていたけど、普通に病んだ。コロナがあってお金がないものだからなおさら

ドイツに来て3ヶ月経った頃から浮かんできた。
なんでこんなことしてんだろうな。こんなことしなくても生きていける。といった考え。

全部自分で決めたことなんだから、苦しいなら辞めればいいし、辞めないなら弱音を吐かずにやるべきだ。たくさんの人が応援してくれてるから辞めれないよ、なんて本末転倒だ。自分の人生の選択をするときに周りの人の目を介在させるべきではない。つまり見栄を張らないことが合理的だと考える。

東南アジアとか過ごしやすそうだな。日本から近いし。それかマイナーな国でも生活できるお金がもらえるとこがいいなあ。そう考えると日本もいいなあ。働きながらサッカーをすればお金には困らないし。休みはないけど言葉は通じるし。
でも結局どこに行っても楽しいだけなんてことはありえない。それなりに苦労するフェーズがあって、その選択を後悔する瞬間もあるものなのだと思う。
ここで逃げたら次もまた逃げる。環境を変えれば済む話じゃない、乗り越えられる自分にならないといけないんだ。

その反面、自分の人生の責任は自分でしか負えないのだから、何をしても正解だと思う。そもそも正解とか不正解とかそんな話じゃないか。

サッカー給は、家賃の約半分。ルームメイトやバイト先の人に「サッカー選手なんでしょ?すごいね」なんて言われ

「いや、凄くないんですよ。5部リーグにはプロ選手はいなくて、みんな働きながらプレーしてるんです。本当にここは自分にとってスタートラインで、目指すところはまだまだ遠くにあります。」
なんて説明する時間はそこそこ苦痛だ。早く
「そうなんです。めちゃめちゃ凄いんです。」
と言えるようになりたい。

寿司屋で会った初対面のおじさんには
「要はドイツで箔をつけて、日本に帰りたいってことでしょ?」
「まあそういうことですね。」
「ああそう、まあ頑張ってね。そんなに甘くないと思うけど」

なんて言われたこともある。何も知らない人にこう言われるとびっくりするくらい頭にくる。ただ太ってない人がデブと言われても傷つかないということは、そういうことなのかもしれない。

それでも僕は事実を伝えたいし、自分を大きく見せようとは思わない。常に自然体でいたい。そして努力を人に見せる必要もない。自分が頑張れているのかどうかは自分が一番よく分かっているはず。

誰かと比べて〇〇という視点は人を苦しめる。

上には上がいて、その逆もまた然りだ。上を見て絶望しているときも下を見て安心しているときも自分の立ち位置は何一つ変わらない。ならその時間を使って一歩でも前に進んだ方がいい。
とまあ口ではなんとでも言えるが実際には難しい。完全に比較しないことなんて不可能にも思える。
そんなときは自分の中にもう1人の自分を飼い始めるといい。
「お前なんかイライラしてね?器小さくね?」「いや、してねーよ。でけーもん。」
「またSNS見て落ち込んでんの?頭悪いんか。」
「いやいや、頭良すぎてだるいくらいだわ。」
みたいな会話を心の中ですれば、落ち着く。というかどうでも良くなる。これは言葉通じない中で見つけた処世術。



ドイツに来て7ヶ月が経つ。少しずつ居心地が良くなってきたので、また来シーズンはドイツ国内で今よりレベルの高いところに挑戦したいと思う。最初は少し居心地が悪いくらいが丁度いい。岩手もハンブルクも辛い時期はありつつも、結局行ってよかったなと思えているので、次もそうなる自信がある。ならなかったらならなかったでそれもまたいい経験だろう。

ただ心の病になる前には日本に帰ると決めています。もし、来年シーズン中なのに日本で見かけたら察してください。笑


こんな僕ですが、まだまだ現役でバリバリやるつもりです。応援したいなと思ってもらえる人間になるべく精進して参りますので、一つよろしくお願いいたします。

ご拝読ありがとうございました。

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