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私らしい表現の研究。色価を研究する587

私らしい表現の研究。色価を研究する586

の続きです。

いつもご覧くださりありがとうございます。

この記事は、レオナルドダビンチ、ミケランジェロ、ルーベンス、レンブラント、ルノワール、ドガ、カミーユコローなど、私が気になった画家の絵の模写、研究を通して、気付きや発見をシェアしていくものです。




前回描き始めた、

レオナルドダビンチのほつれ髪の女
Wikipedia→ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ほつれ髪の女


Leonardo Da Vinci La Scapigliata Head of a Young Woman

の続きです。


2/15

昨日(http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1081.html )の記事の中で、
picsartというアプリにモチーフ画像を取り込み、
その上に今描いている絵の画像を取り込んで重ねて、透明度を調節するバーを操作して透かしてみて、
モチーフの輪郭線と、私が描いた絵の輪郭線がどのくらい違うのか、またはどのくらい合っているのかをみてみるということをしましたが、

この機会に
http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1077.html 2/10日、
http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1078.html 2/11日
に模写した

レオナルドダビンチの岩窟の聖母

Leonardo da Vinci
Virgin of the Rocks

Wikipedia→ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/岩窟の聖母
のミカエルの絵も、
同じようにpicsartに取り込み重ねて透かしてみました。


赤線が私が描いた絵の輪郭線をトレースしたもので、
青線がモチーフの輪郭線をトレースしたものです。

このようにしてみると、
各部微妙な違いはあるにはありますが、
あくまで自分比ですがこれまでの私とするとその振れ幅もだいぶ小さい範囲に収めることができている印象です。
ですが、僅かな振れ幅であっても全体ではそれが微妙な違いを生みますので、この結果はまた今後に活かしたいです。

左目の位置のずれが一番大きいです。
要は、モチーフとするとちょっと離れ目傾向にこの場合は描いたということになりますね。

もちろん、モチーフを基準とすると、
私が描いた絵は最終的にどこか微妙に違うというのは印象として分かります。
絵だけで見比べた場合では、
今画像を重ねて透かしてみたときのように具体的なそのポイントが、
今の時点では分かりません。

最初から正確に描いていくことができればそれに越したことはないと思いますが、
その中でもやはり描いていく中で微妙なズレや違いは生じると思います。

そういう時でも、
その違いと調整点が分かって、
今この感じになっているのはモチーフ(イメージ/理想)に対してあとどことどこが違って、だからモチーフの表情(イメージ/理想)へ持っていくためにはあとどことどこを調整するといい
というのが分かるようになると良いです。


picsartの動画2




http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1071.html 2/4日のヴェロッキオのデッサンの模写
http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1072.html 2/5日以降のレオナルドダビンチのデッサンの模写
phttp://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1078.html 2/11日のデッサン
そして今描いているhttp://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1080.html 2/13日〜の模写では、

その描き方を、
線画で各パーツの形や輪郭線をとっていきつつ、
同時に
鼻筋や頬の影側になる部分や顎の下の方(喉の部分)など、影ができる部分の陰影もつけながら全体の形(造形)も出していく意識で描いていますが、

そうすることで、具体的な頭部全体の形を出しつつ目、鼻、口などの各パーツも描き込んでいく形になり私的には比較的描いていきやすい感触がありました。
なので、最近はその方法をとっているのですが、

この方法が描きやすいと感じる点がもう一つありました。

それは、目、鼻、口などの顔の各パーツと一緒に
顔の表面の陰影も描いていくことで、
目や鼻や口などの各パーツ間のの位置関係も取りやすくなる印象があります。


模写を続けます。

昨日(http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1081.html 2/14日)のNo.1−3で修正した輪郭を元に、
左眉毛の始まる位置や高さ
左目の位置と高さ

口元の描写を描き込みました。
レオナルドダビンチの聖母像にみるその口元と言えば、
これまでにも書いていますが優しく微笑む口元が特徴的です。

この絵の口元も、やはりその特徴を持った微笑の口元ですが、
このダビンチのほつれ髪の女
Leonardo Da Vinci La Scapigliata Head on a Young Woman
の口元には、これまでみたものとまた少し違う特徴があるように見えました。
それは、
その口元の僅かな陰影を拾っていくと、
特に真ん中から左口角に向けてのところが、
その口元を、何か悔しくて我慢ならない気持ちをこらえるように噛んでいるようにも見えます(#copie Leonardo Da Vinci La Scapigliata Head of a Young Woman 3/3の動画7:16~)。

写真a
https://twitter.com/keisukenomu/status/1493859663062138880




そして、真ん中より右側に伸びる唇のラインは、
http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-1059.html 1/22日の記事の、口の形のスケッチcの考察で書いたように、
この部分だけ見ると、やはり口角を下げて口元を落としているような、表情で言えば悲しみや悔しさで口角が下がる描写が見られます。


口元だけでみても、このようなとても複雑な表情(感情)描写が込められているように見えて、
それをレオナルドダビンチは意図的に行ったのか、それとも私がそのようにみてとっただけなのかは定かではありませんが、
結果的に魅力的でどこかミステリアスにも見える深みのある表情になっているということが言えると思います。


顔のハイライトの加減は、
この構図では斜め左上からさしており、
モデルはうつむいていますので、
その光は
額の中央やや左側
両目下の頬元の部分
鼻下の右側
顎の真ん中から左へ抜ける感じを
うまく捉えて描き込みたいところです。

Dessin 15th February 2022
No.1−4
https://twitter.com/keisukenomu/status/1493859381183942656



さらに、モチーフをみながら微調整しつつ整えていきます。

左眉間から鼻筋の影、鼻下の影
左目元の影
顎の下、右頬と外側の境界線
おでこの左側の影のトーンを薄く、
調整して、
周りの髪の毛も適度に描き入れました。

左頬元の、小鼻側の影の入り方の角度を、気持ち下円弧が強くなる方向に変えました(#copie Leonardo Da Vinci La Scapigliata Head of a Young Woman 3/3の動画9:52~)。
そうすることで、頬元が下がった、やや力が抜けて元気のないような表情になり、モチーフのものにより寄った印象になりました。

Dessin 15th February 2022
No.1−5



#copie Leonardo Da Vinci La Scapigliata Head of a Young Woman 3/3
14th-16th February 2022 No.1^No.3~6




つづく

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