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「歌う」ということ

少し前になりますが、はっぴーの家のじいちゃんばあちゃんたちと、実験的に一緒に歌を歌う時間を頂きました。

当日急に言われたものですから、とりあえず少し発声を一緒にして、季節を感じる曲でみなさん知っていそうな、「夏の思い出」と、「うみ」を歌ってみました。

車椅子生活でも、半身麻痺があっても、認知症があっても、声が出せれば歌は歌えるので、ゆくゆくはこの施設で、はっぴーコーラスができれば面白いかなと思ったり。ほとんど認知症の方々ばかりで集まって合唱したら、なんか面白いことになるかもしれないなと、思ったりしています。

子どもたちと歌ったり合奏したりという経験はずっとしてきましたが、実はおじいちゃんおばあちゃんとは初めてで、正直どんな反応があるのか未知数でした。

全然反応なかったら、寂しい!

なんて思いながら蓋を開けてみると、20名ほどの方が前のめり気味で参加してくださり、ニコニコしながら一緒に歌ってくれました。

普段は、呼びかけてもほとんど反応がないおばあちゃんが、夏の思い出を一緒に声を出して歌ってくれていたというのが、1番の収穫。

微かな声ですが、それでもすごいこと。なんせ3ヶ月一緒にいて、毎日話しかけても、数回しか声を聞いたことがないのです。それなのに、歌えば一回で反応がある。改めて音楽の可能性を感じました。

続けていきたいと思います。

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