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趣深い日本の色彩 #19 魚子黄
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はおせちで好きなもの。
おせち食べてますか?
早いものでもう二日目。
皆さんのご家庭ではおせち用意されるんでしょうか?
伊勢海老の茹で上がった深い朱。
淡いピンクと白のかまぼこ。
伊達巻の黄色に、光沢感のある黒豆。
昆布の濃い緑。
三が日をゆったり過ごす保存食とは言え、本当に彩り豊か。
縁起物が地味なのはちょっと…というのも、あるのかもしれませんね。
![](https://assets.st-note.com/img/1640869076418-8p3Y9lnXpN.png?width=800)
我が家は、昔から買ったり作ったりしない家庭でして、
おせちの品目の各々が好きなものだけが用意されている感じです。
好物は数の子
そんなおせちの中で自分の好物は、数の子。
あのツブツブ、ポリポリした食感。
お正月の間は、これとお雑煮ばっかり食べてるような気がします。
![](https://assets.st-note.com/img/1640870563680-34Fn0NrHk8.png?width=800)
で、本題に戻りまして。
こうした魚卵の淡い黄色を「魚子黄」というそうです。
明るいながら、落ち着いた色味が良いですね。
ちなみに黄色い卵の魚には、イワナやヤマメなどもいます。
ちなみに数の子は「ニシンの卵」です。
ニシンは古くは「かど」と呼ばれていて、「かどの子」→「数の子」と転じたそうです。
色の由来を調べると、他の雑学が付いてくるのが面白いですね。
そしてこの時期を過ぎたら、次に数の子食べるのはいつになるのか。
めちゃくちゃピンポイントな色彩だなと思ってのご紹介でした。
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