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断捨離していてもとっておいた方がいい物



一、はじめに


 私は日頃から断捨離をしています。
 住みやすい家にしたいからです。ADHDなのもあって片付けが下手ですが、それでも一生懸命やっています。なぜかと言うと、物が少ない方が暮らしやすいことに気付いたからです。
 そんな私でも、手放さないでとっておいたものがあるんです。
 今回は、断捨離をしていて手放すか迷ったときに、とっておいて良かった物を紹介したいと思います。


二、判断の種類

①ときめいた物

 これは、かの有名な「こんまり」こと片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん著作『人生がときめく片づけの魔法』から着想を得た判断方ですが、自分がときめいたものはとっておいた方がいいです。
 「まだ使えるからとっておく」とか、「もったいないからとっておく」といった執着とは、一線を画すものの考え方です。ときめくとはつまり「持っていると気分が上がる」とか「持っているとわくわくする」といった、プラスの気持ちになるお気に入りの物なのです。
 そういう物は、とっておいて、大切に使いましょう。ニ度と手に入らないのなら、なおさらです。

修理に成功したリングピアス

 挿入した上の画像は、実は壊れていたけど修理に成功したリングピアスです。
 一度開いて耳に通したあとに、再びカチッと嵌める金具の接合部分が、うまくはまらなくなったのです。耳に付けていても、勝手に接合部分が離れて、リングピアスが開いてしまうということが起こりました。片耳だけ壊れたのです。
 値段はさほど高くなかったのですが、デザインがあまりないものだったのと、青くてきれいだったため、大のお気に入りで、汚したくなくてあまり付けていませんでした。
 後悔しました。こんなことなら、もっと付けて歩けば良かったと。
 壊れていたものの、購入したのが十年以上前で、探しても検索しても見つからず、「二度と手に入らない」と判断した私は諦めきれず、捨てずにとっておくことにしました。

 それから一ヶ月後のこと、ペンチで何気なくリングピアスをいじっていたら、うまく歪みが直り、元通りカチッとピアスの金具がはまるようになりました。
 修理に成功し、再びこのピアスが楽しめるようになりました。これはとても嬉しかったです。
 今ではよく耳に付けています。
 このように持ち歩きたいものは、とっておいて損はありません。


②しょっちゅう使うもの

 これは分かりやすいです。
 私の場合を例に挙げます。

 買い換えの時期でもない限り、普段使っている財布を捨てるという発想すら湧きません。
 キーケースも使っているからとっておきます。
 スマホもいりますね。
 パソコンだって必要です。
 ボールペンやメモ帳も必需品です。
 今現在読んでいる本や、読書ノートを手放すなんて、もってのほかです。
 鞄もTPOを考えると最低限三つはいります。

最近読んでいる本と読書ノート

 このように、毎日のように使っているものは、明らかに必要なものなので、とっておきます。
 まず手放すという発想すら湧かないものってありますよね。例えば学生なら、教科書や文房具や学生鞄を捨てる人はいないですよね。それは必要なものだからです。
 明らかに必要なものは迷わないです。
 手放すか迷うのは、すでに必要でない証拠かもしれません。



③持ってると落ち着く物

 「ライナスの毛布」という言葉をご存じでしょうか。
 それは、かの有名な犬のキャラクター「スヌーピー」が登場する漫画『ピーナッツ』に出てくるキャラクターが由来です。
 主人公チャーリー・ブラウンの親友、ライナス・ヴァン・ペルトが持っている「安心毛布」、これがライナスの毛布です。
 ライナスは、どこへいくにもこの毛布がないと安心できないという執着を持っており、転じて、主に子供が成長過程で「持ち歩いていないと安心できない、他に代替え不可能な物」の代名詞として、「ライナスの毛布」と呼ばれています。

 大人になっても「ライナスの毛布」を持つ人はいます。
 それはお気に入りのぬいぐるみだったり、推しのアクリルスタンドだったり、キャラクターのキーホルダーだったり、家族の写真だったり、親友からもらったストラップだったり、恋人からもらったアクセサリーだったり、結婚指輪だったりします。
 それらはかけがえのない物なので、とっておきます。

非常時にも役立つ、趣味で所持しているキャンドル

 また、ここまでとはいいませんが、持ってると安心する物ってありますよね。
 例えば、お守り、折り畳み傘、モバイルバッテリー、夏場のクールタオル、冬場のカイロ、非常袋など、念のため持っておきたい物たちです。
 これらも必要なものです。最低限とっておきます。


三、おわりに

 物が多すぎるのも困りますが、全くないのも困りますね。
 物への執着の落としどころと、物を大切にするということの両立は難しいですが、明らかに使う物や重要な物は、基本的に手放すか手放さないか、という判断に迷いが出ません。

 自戒の念を込めて、片付けをがんばるぞという決意の元、ここまで書きました。
 なんとか快適な生活を手に入れるため、これからも荷物の整理を続けていきたいです。
 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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