【札幌・小樽旅行記】③道都と運河の街へ― | 札幌→小樽
札幌で少しだけお散歩
朝早く起きて部屋でのんびり過ごし、素泊まりなので特に朝食をとる事なくチェックアウト。
天気は曇り空なのでちょっと残念ですが、この日は札幌と小樽を少し観光し、新千歳空港から復路のエア・ドゥで羽田空港へと誘います。
札幌駅まで寄り道しながら散策。街中にある消火栓とか番地とか、そういうのも撮っていくよ。
すすきの、夜の華やかさに比べると朝はどこか静か。やはり札幌の繁華街は夜に彩られてこそ。
▼夜も朝も札幌市電を撮ってたお話
狸小路を通って市電の西4丁目電停付近に行くと、復刻塗装された240形が動いていたので記録。待って撮影しようかと思ってましたが、これだけ撮れただけでもヨシとしませう。
札幌テレビ塔がそびえる大通公園。前日のイベント後なため色々と後片づけしている様子もうかがえます。
札幌に来たら拝んでおこうの時計台。こうして見るとビルとか街のど真ん中に建ててあるんですね。
そして平岸高台公園の次に、札幌に来たら行ってみたかったスポット。北洋大通センター。
ここはアレですよ。建物自体は建て替えられてますが、かつての北海道拓殖銀行(たくぎん)の本店だった場所ですよ。スルーしようか悩んだんですけど、いや…行かないと後悔しそうだったので。
セイコーマートでおにぎりを買って、赤れんが庁舎の前で遅めの朝ごはんをいただきます。見てください、この絵画のような美しさ…え?建て替えでこれはハリボテだって?????
少し大きい鮭おにぎりと山わさびおにぎり。鮭は想像通りの味で、山わさびはツーンとした味。でも美味しかったよ。
あとこれもお土産として購入。これもかなり山わさびの香りが強いわよね。
朝食を終え札幌駅に行きます。赤れんが庁舎の通りには、駅周辺の再開発によりエスタに併設していたバスターミナルが閉鎖し乗り場が分散。2028年まではこの仮設乗り場が使われます。
北海道中央バスや共同運行している道南バスは赤い乗り場が目印。道内の都市間バスなどが発着します。
もちろんJRバスのバス乗り場も分散。でも集約してたバスターミナルが分散してるの、暖かい時期ならともかく(暑い夏は流石につらい)、冬の特に雪降っている時はキビしいよなぁ…。
乗り場のマップはあるも、予め把握したり、余裕持っていかないと大変。
札幌駅に到着し、ここから函館本線を使って小樽へと目指します。雨がさっき少しだけ降ってたけど、青空が見えてよかった。
8月末に閉館した商業施設「ESTA(エスタ)」。ビックカメラもあり、ラーメン共和国もあってバスターミナルも併設していた場所。新幹線開業による再開発のため閉館したとはいえ、一度利用した事あるだけに寂しい。
またエスタのようなバスターミナルを併設した商業施設ができるんでしょうか。バス乗り場が分散しただけに、利用するとなると不便なので解決すると良いな。
札幌駅から小樽へと向かいますが、その前に引退したキハ281系を見に行くために反対方の苗穂駅へ。
苗穂駅で撮り鉄
函館本線の普通列車に乗って、ひと駅目の苗穂に下車。何気に初めて降りました。
駅近くにはJR北海道の心臓部でもある苗穂運転所。整備している車両もあれば、引退した車両などが置かれています。
遠くからだけど拝む事ができた青い顔のキハ281系。1両のみ保存されています。
現役の時に無理してでも行くべきだったのかなと地味に後悔しているも、こうしてJR北海道の特急の元祖となった車両を残して頂けるだけでも嬉しい限り。
789系も札幌~旭川を結ぶ「ライラック」として活躍してる車両がいる中、津軽海峡線時代のまま置かれている車両が留置。でも使われてないという事はもう動かないののよなぁ。
あと動いてる列車を撮りつつ、再び札幌駅へと戻ります。キハ261系の新塗装、新千歳で遠くから初めて見たけどカッコよくて好きだな。
苗穂からは見た目は731系電車と同じ見た目のキハ201系に乗車。快速「ニセコライナー」のイメージがある車両ですが、普通列車として電化区間でも走るのね。
僅かながら久しぶりに気動車に乗ったし、エンジンの轟を感じたよ。
札幌駅から転換クロスシートを搭載した721系に乗車して小樽へ。札幌からしばらくは住宅や街中を走りますが、銭函からは石狩湾に沿って走行。
でも景色が良いだけに、列車の窓の汚れで綺麗に見れないのがなぁ…。
小樽の鉄路を求め
港町の小樽に到着。
ここに訪れるのもかなり久しぶり。
改札口付近にはボイスロイドの小春六花がお出迎え。ニコニコ動画やYouTubeでもよく出てるよね。
すでに11時半ですが、小樽に来たら赴きたい小樽市総合博物館へと向かいませう。距離が地味にあるけど。
運河沿いから散策するのも良いですが、手宮線跡の線路辿って博物館へ。北海道で初めて敷かれた手宮鉄道も、役目を終えて今は遊歩道として整備。
レールの上に乗ってスタンドバイミーしてる観光客も見かけます。
散策しながら廃線跡をいくつか撮影。多くの観光客は運河に行く人が多いのか、廃線跡を巡るのは私と地元の方のみで静か。しかし風が強い…。
線路を辿って小樽市総合博物館に到着。動輪に指さししているモニュメントが目印。
館内に入ってすぐのとこに展示車両がお出迎え。ただED75形電気機関車が解体作業をするために、柵が囲われていけない状態に。
屋外に保存していたというのもあるから、雨水にさらされたりと状態が良くなかったわけですし、有害物質も含まれてたので解体は致し方ないのかなと。
館内にはアイアンホースが運転しているのですが、2023年の運行はすでに終了。アメリカ製の蒸気機関車の動いてる姿が見たかっただけに、ちょい残念。
本館にはアメリカで製造して輸入された「しづか号」が客車と共に保存。大きな煙突やカウキャッチャーなど、至るとこにアメリカンを感じます。
他にも開拓時代に活躍した時に再現したジオラマなどを見学。日本とアメリカの国境を掲げたしづか号。アメリカの開拓者も協力していただけに、なぜ戦争をしてしまったのかなという複雑な気持ち。
そんでもって2階からしづか号をカンカン帽(本体)を自撮りしようとしたら、帽子に付けてたメンダコのピンバッジを無くした事に気づき、館内の通ったルートを捜索。
ちゃんと付けてなかったのもあったろうけど、あの強い風はマジで許せねぇ…(風で飛ばされてしまったのか)。
物を無くした時のショックったらありゃしない。
(どうか元気でいておくれ…でもシーパラで買ってそんな経ってなかったという)
手宮線跡を辿りつつ、途中から運河を経由して駅へ戻ります。ショックが地味に大きかったというのもあって、特に観光する気にもならない悲しさ―
それでも撮るけど。
もちろん歴史的な建築物も記録。他にも多くの建築物がありますがまぁ、また来た時に巡ります多分。
小樽駅に戻って来ました。駅前には中央バスとJRバスのターミナルが整備しており、ここから札幌やニセコへのアクセスにも便利。こういうバスターミナルも、少しずつ貴重な存在になっていくのでしょうか。
駅近くに市場があるので、昼食はそこで海鮮丼とか考えましたが、パン屋で北海道チックなパンを買って、ホームのベンチでいただきます。コーンパン甘くて美味しいし、ザンギパンも美味しかった。
この裕次郎ホームに限らず、急行や特急も発着していた小樽駅。今や快速と普通が来るのみ(臨時で特急も来るけど)でホームは持て余した状態に。
函館本線の通称「山線」を走るH100形。本当は札幌駅で一日乗車券を買って余市にまで行けたら良いなと思ったんですが、土休日のみの販売で平日は売っておらず断念。小樽を境に本数も少ないですし―
羽田行きの飛行機にはまだだいぶ余裕がありますが、小樽に別れをつげ、快速エアポートで真っすぐ新千歳空港…ではなく、2023年春に開業したばかりのFビレッジへと寄り道しに北広島へと向かいます。
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