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これを読めば大丈夫!ファイナンス入門書3冊を紹介

「ファイナンス」と聞くと、複雑で難しいと感じるかもしれませんが、適切な入門書を選べば、誰でも基本をしっかりと理解できます。

この記事では、初心者に最適なファイナンスの基本書3選を紹介します。

各書籍の選び方、書籍の概要、そしてキャリアにどう役立つかを解説します。

これからファイナンスを学びたい方にとって、理想的なスタートラインを提供します。


ファイナンスとは

ファイナンスは、個人や企業が資金を効果的に調達、分配、運用するのを学ぶ学問です。

投資、資金調達、リスク管理などが含まれ、企業や個人の財務戦略を最適化するための手法や理論を示します。

ファイナンスを学ぶには、まず基本的な会計の知識が必要です。

例えば、財務諸表の読み方や基本的な会計用語の理解などが含まれます。

また、キャッシュフローの分析や資本コストの計算など、基本的な財務分析のスキルも重要です。

ただ、詳しく学ぶ必要はありません。なんとなくBS・PL・CFとは何か分かれば問題ありません。

もし、会計についても初心者、という方はダイヤモンド社の『あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座』を読むといいでしょう。

こちらは会計とファイナンスの関係について、非常に分かりやすく解説されており、会計もファイナンスも初心者という人におすすめの書籍です。

本の内容とリンクしたYouTubeの解説もあるので、頭に入りやすいかもしれません。

ファイナンスが難しいと思われがちな理由は、複雑な数式や理論だと思います。

数式を覚えるのではなく、図解や視覚的なツールを使えば、複雑な概念も理解しやすくなります


ファイナンス入門書の選び方

ファイナンスを学び始める初心者には、まず基本的な用語と概念がわかりやすく解説されている書籍を選ぶのが大切です。

本を選ぶ際は、専門的な用語が丁寧に説明され、現実のビジネス例やケーススタディが豊富に含まれているものが理想的です。

このような書籍は、理論だけでなく、実務への応用も学べるため、初心者には特に有用です。


コーポレートファイナンス

ファイナンスの中でも「コーポレートファイナンス」は、企業の資金の効率的な調達と運用を通じ、企業価値を最大化するための学問です。

入門書では、主に資本コスト、投資リターン、リスク管理といった基本的な概念が解説されています。

概念を理解すれば、意思決定プロセスにおける基本的なフレームワークを学べます。


ファイナンス入門の3冊

ファイナンス初心者のためにおすすめの書籍3冊を紹介します。

選定基準としては、初心者に理解しやすい内容、実務への応用などを考慮しています。

おすすめの入門書は以下の通りです。


「ざっくり分かるファイナンス」(石野雄一著)

ファイナンスを学びたいが、専門用語や複雑な概念に圧倒されがちな初心者に最適な一冊です。

この本は、ファイナンスの基本から少し進んだ概念までを平易な言葉で解説し、読者が理解しやすい形で情報を提供してくれます。

石野雄一氏の丁寧な説明と実践的なアプローチは、これからファイナンスを学びたいと考えている人にとって、非常に有用な一冊になるでしょう。


「あれか、これかー「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門」(野口真人著)

この本はファイナンスの複雑な理論を分かりやすく解説してくれる一冊です。

実務で直面する「価値の評価」の問題に対して、ノーベル賞の理論を活用し、リスクと価値の分析を深く掘り下げます。

特に、会計とファイナンスの違いや、価値と価格の区分に重点を置き、読者に経済的な意思決定の洞察を提供してくれます。

理論的な背景だけでなく、その前提にも焦点を当て、ファイナンスの思考を理解するガイドになる一冊です。


「ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論」(朝倉祐介著)

本書は、PL脳による短期的視点の問題点を浮き彫りにし、長期的な価値創造を重視するファイナンスの思考法を解説しています。

「PL脳」とは、損益計算書に基づいた思考パターンを指し、短期的な利益に焦点を当てる傾向を持つ思考を指します。

PL脳の人は短期間の収益やコスト削減を重視するあまり、長期的な企業価値や投資回収などを見落とすリスクがあります。

著者は、財務三表の基礎から具体的な企業価値評価まで、実用的な知識を平易な言葉で紹介してくれます。

特に、キャッシュフローの重要性や資本コストへの理解を深める重要性を説き、読者に対して戦略的な意思決定の行動を導いてくれます。

ファイナンスを理論的ではなく、感覚的に学びたいビジネスパーソンにとって価値ある一冊です。


ファイナンスはキャリアに役立つか?

ファイナンスの知識は、企業での重要な意思決定に貢献できるため、キャリアアップに間違いなく役立つと考えます。

投資リターンの分析、資金調達、財務リスク管理など、さまざまな業務に応用が可能です。

私自身、銀行時代にファイナンスの知識を身につけた結果、希望する経営企画部門への転職を果たし、キャリアアップが叶いました

ファイナンスのスキルは、経営層や投資家とのコミュニケーションにおいても重宝されるため、市場価値の高いビジネススキルといえるでしょう。


まとめ

ファイナンスの知識は日々の業務だけでなく、企業経営や日常生活においても非常に有益です。

意思決定、資金調達、リスク管理など、多岐にわたるスキルが、あなたの価値向上に寄与し、成長にも貢献してくれると思います。

適切な知識を身につければ、将来の不確実性に臆することなく、意思決定が可能となります。

ファイナンスの知識を持つ人は、それほど多くないため、あなたのビジネスキャリアにおいて確固たる地位を築ける可能性も高まります。

ぜひファイナンスの習得にチャレンジしてみて下さい。

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