【IT】SCSKの企業分析&クイズ #58
前書き
就活生や株式投資向けの企業研究をどこまでやるべきか?の疑問に答えます。
今回はシステム・ソフトの「SCSK」を取り上げます。
住友商事系のSIerで、住友商事が50.5%を所有する連結子会社となります。(親子上場)
CSKという会社を住友商事が2011年に買収したのでSCSKとなっています。
CSKは営業力が強くてパワーと勢いのある会社、住商情報システムは住友商事が親会社にある、安定的で堅実な社風の会社という組み合わせです。
CSKは体育会系という口コミもありますが、徐々に住友商事色が強くなると考えられます。
会長は住友商事の出身、社長はプロパー(住商コンピューターサービス)でエンジニア出身です。
立ち位置が似ているのは伊藤忠商事の子会社である伊藤忠テクノソリューションズです。
求める人材に経営理念の理解を挙げているのは珍しく、しっかり理解した上で面接に臨みたい企業です。
SCSKの経営理念は「夢ある未来を、共に創る」です。
提供するサービスは他のSIerと大きな違いはなさそうです。
顧客数は8,000社、様々な業界(金融、製造、流通ほか)に顧客を持っています。
SCSKはいわば総合大学という表現も社員の方から出てきています。
そして人を大切にするという経営方針は特徴的です。
健康経営銘柄に9年連続で選ばれたのはその証と言えます。
具体的には残業時間を減らし、有給取得率も上げています。
その上で営業利益も伸ばしているというのがすごいところです。
業界の中でもホワイトな環境と言えそうです。(ただし、口コミを見ると部署による差もあるよう)
そして海外駐在人数も実は多めの60名です。
これは就職四季報で公開しているシステム・ソフトの会社ではトップです。(ちなみに業界トップのNTTデータは非公開)
グローバル×ITという文脈で見ても面白い会社と言えます。
さらに女性の採用比率も一定あり、女性管理職を増やしている企業です。
ウェルビーイング経営を進めていることもあり、社員の満足度も高そうなIT企業と言えます。
内容について
最終面接など就活や転職、合わせて株式投資などに使える企業分析対策の資料まとめとなります。
その企業独自の取り組みや役員のプロフィールほか幅広くまとめています。
最終面接前の仕上げや企業研究の助けとしてご活用頂ければと思います。
※記事の値段は購入者が一定数を超えた場合、値上げします。(今の値段が現状で一番安いという意味です。)
後半部分では会計クイズを10コ×2セット用意しています。
志望度の高い企業であれば、1次や2次用に購入頂くのもアリです。
企業研究に使う時間を外注する、そんなイメージで考えて頂くと良いです。(このnote作成には3時間以上かけています)
今、自分が就活生や転職でこの会社を受けるならここまでまとめておくという感覚を意識しています。
一度購入して頂き、しっかり内容を読み込めば同じやり方で他の企業の分析もできるようになるはずです。
資料の引用は決算説明資料、有価証券報告書、会社HPなどで基本的に無料で入手可能なもので経理マンの視点でまとめています。
逆質問にも活用できる内容なので、ご自身の意向に合わせ考えて頂くとその部分でもプラスになるはずです。
ちなみに万が一この記事を削除したとしても、記事そのものは購入した方に限り閲覧が可能です。
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360011270754
なお本noteは情報の提供を目的としており、本資料による何らかの投資行動などを勧誘するものではありません。
他の企業についてはマガジンで確認が出来ます。
1.基本情報
SCSK株式会社
設立:1969年
連結従業員数 : 16,300名、単体 : 8,600名
本社:東京都江東区豊洲
ホワイト指数(10点満点):10
求める人材:SCSK経営理念を理解し、行動できる人
クイズのサンプル
SCSKが進めるモビリティ事業において、協業を行っている企業はどれか。
A. トヨタ自動車
B. 日産自動車
C. ホンダ技研工業
※回答は本編にて
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